2017年1月1日日曜日

『海賊とよばれた男』

★★★☆☆

普通にいい作品だと思いました。

原作百田尚樹、主演岡田准一、監督山崎貴という同じ組み合わせの『永遠の0』と比べても、出来栄えとしてさほど差がある感じはしません。ただ、2016年は話題作が多く『君の名は。』をまだ上映していたりするので、どうしても印象が弱くなってしまうのが残念なところ。

あとは、先の3名に加えて染谷将太くんも『永遠の0』に出演していたり、描かれている時代も近かったりするため、どうしても作品のトーンが似てしまう気がします。少し違うタイプの作品を作ってから『海賊〜』にしてもらった方が、新たな気持ちで観られたかも。

岡田くん演じる主人公は、怒りや悲しみの感情表現がとても激しく、すぐに怒鳴り散らして机をバンッと叩いたりします。おそらくそういうキャラクター像なのだと思いますが、個人的にああいう芝居があまり好きではありません。いや、ああいう人が好きじゃないのかな。
作品を観ていて、「また、そんな大げさな芝居しちゃって」と、ドラマの外側へ引き戻される瞬間が何度かありました。

最後にちょっとだけ黒木華さんが出てきて、ちょっと得した気分になりました(^^;)。

公式サイトは、こちら。
http://kaizoku-movie.jp


さて、2016年に観た映画は46本。豊作だった気がします。大ヒットとなった『シン・ゴジラ』『君の名は。』も大変満足度が高かったですし、『この世界の片隅に』はそれを上回るようないい作品。少し影に隠れてしまいましたが『聲の形』もよかったと思います。でもあえて私の2016年ナンバーワンを決めるなら、インド映画の『PK』でした。







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