★★★☆☆
この作品の元となったテレビドラマは観ていませんし、当時高い評価を受けていたことも全く知りません。
事前の世間的な期待度は割と高く、私自身もそれなりに期待していたのですが、公開後のレビューサイトではなかなかの酷評も多いようです。
私自身は、充分楽しめましたし、少なくともそこまで酷評されるようなものではないと思いました。
学生が主人公の時空間超越モノということで、どうしても『君の名は。』と比較されてしまうのは、ちょっと損していますね。
岩井俊二さんは、このアニメ作品には「原作」としてクレジットされていて、実際どれだけ関わっているのかわかりませんが、彼の名前を聞いただけで、感覚的で行間のある作品をイメージしていました。そのつもりで観れば、特に気になりませんでした。
また、下ネタ云々というレビューを見かけましたが、自分にはまったくわかりませんでした。確かに上品とは言いかねる会話などはありましたが、中学生の男の子ならそのくらいは当たり前。
メインの登場人物が中一という設定なのですが、最近の日本のアニメの記号化されたキャラクターデザインだと高校生ぐらいにも見えたりしてしまいました。
そして、菅田将暉くんと広瀬すずさんの声がキャラにあっていたのかどうかも、ちょっと微妙な気がしなくもないです。
広瀬すずさんの歌う『瑠璃色の地球』は、もちろんボーカリストとしての技術や表現力は松田聖子さんにはまったく及ばないのですが、素直でまっすぐでよかったと思います。
学校の校舎やプールがやけに凝ったデザインで気になりました。
公式サイトは、こちら。
http://www.uchiagehanabi.jp/index.html
2017年8月27日日曜日
2017年8月13日日曜日
『君の膵臓をたべたい』
★★★★☆
原作は読んでいませんが、話題になっていたのは知っていましたし、なかなかインパクトのあるタイトルが気になっていました。
ヒロインの女子高生が膵臓の病気で長くは生きられないという設定を除けば、最近流行りの胸キュンものとそう変わりはないかなあ。
でも、時間を飛び越えたり人の心が読めたりするような特殊能力も出てきませんし、むしろ残酷な現実をしっかり描いているので、割と地に足のついた作品として観られたと思います。
ヒロイン役の浜辺美波(なんだかすごくビーチガールな名前ですね ^^;)さんは、たぶん以前テレビドラマか何かで見たことがありましたが、まだ世間的にはそれほどの知名度も実績もない女優さんだと思います。
彼女の役は、命に関わる病気なのにやたらと明るくて主人公の内向的な男の子を翻弄するのですが、とてもよかったと思います。
主人公の男の子役の北村匠海(こちらも名前に海がつくんですね)くんは、全く知らない俳優さんでしたが、こちらもよかったです。
彼らが、役者としてまだそれほど有名ではないことと演技がとてもよかったことで、本人がキャラクターそのもののように思えて、ストーリー自体は必ずしも目新しくなくても、観たことのない新鮮な作品に感じられたのだと思います。
公式サイトは、こちら。
http://kimisui.jp/#/boards/kimisui
原作は読んでいませんが、話題になっていたのは知っていましたし、なかなかインパクトのあるタイトルが気になっていました。
ヒロインの女子高生が膵臓の病気で長くは生きられないという設定を除けば、最近流行りの胸キュンものとそう変わりはないかなあ。
でも、時間を飛び越えたり人の心が読めたりするような特殊能力も出てきませんし、むしろ残酷な現実をしっかり描いているので、割と地に足のついた作品として観られたと思います。
ヒロイン役の浜辺美波(なんだかすごくビーチガールな名前ですね ^^;)さんは、たぶん以前テレビドラマか何かで見たことがありましたが、まだ世間的にはそれほどの知名度も実績もない女優さんだと思います。
彼女の役は、命に関わる病気なのにやたらと明るくて主人公の内向的な男の子を翻弄するのですが、とてもよかったと思います。
主人公の男の子役の北村匠海(こちらも名前に海がつくんですね)くんは、全く知らない俳優さんでしたが、こちらもよかったです。
彼らが、役者としてまだそれほど有名ではないことと演技がとてもよかったことで、本人がキャラクターそのもののように思えて、ストーリー自体は必ずしも目新しくなくても、観たことのない新鮮な作品に感じられたのだと思います。
公式サイトは、こちら。
http://kimisui.jp/#/boards/kimisui
2017年8月6日日曜日
『カーズ/クロスロード』
★★★☆☆
前作、前々作も観ているのですが、正直間が空きすぎて、細かいストーリーやキャラクターの関係性はよく覚えていません。
でも、それがわかっていなくては本作が楽しめないということはありません。
世代交代がストーリーの大きなテーマなので、ちょっと切ない感じもあり、さらに続編があったとしたらどう展開していくのか読めない終わり方でした。
主人公のマックィーンは新世代に突き上げられる立場ですが、キャラクターが車なので、しわも白髪もなく、あまり老いを表現できないのが苦しいところですね。
途中、レースに向けての準備のプロセスは、新たなパートナーとの信頼関係や悪あがきや葛藤や、マックィーンにとっては色々と重要な部分かもしれませんが、観ている側としてはちょっとダレてしまう感じがあったかも。
今回も私はもちろん字幕版を観たのですが、それでも日本上映版の主題歌は奥田民生さんなのかと心配していましたが、幸い全て英語の歌でした。いや、奥田民生さんには何の恨みもありませんが、可能な限りオリジナルに近い形で観たいので。
同時上映の短編も悪くなかったのですが、いじめはいけないというメッセージがややストレート過ぎな気がしました。
公式サイトは、こちら。
http://www.disney.co.jp/movie/cars-crossroad.html
前作、前々作も観ているのですが、正直間が空きすぎて、細かいストーリーやキャラクターの関係性はよく覚えていません。
でも、それがわかっていなくては本作が楽しめないということはありません。
世代交代がストーリーの大きなテーマなので、ちょっと切ない感じもあり、さらに続編があったとしたらどう展開していくのか読めない終わり方でした。
主人公のマックィーンは新世代に突き上げられる立場ですが、キャラクターが車なので、しわも白髪もなく、あまり老いを表現できないのが苦しいところですね。
途中、レースに向けての準備のプロセスは、新たなパートナーとの信頼関係や悪あがきや葛藤や、マックィーンにとっては色々と重要な部分かもしれませんが、観ている側としてはちょっとダレてしまう感じがあったかも。
今回も私はもちろん字幕版を観たのですが、それでも日本上映版の主題歌は奥田民生さんなのかと心配していましたが、幸い全て英語の歌でした。いや、奥田民生さんには何の恨みもありませんが、可能な限りオリジナルに近い形で観たいので。
同時上映の短編も悪くなかったのですが、いじめはいけないというメッセージがややストレート過ぎな気がしました。
公式サイトは、こちら。
http://www.disney.co.jp/movie/cars-crossroad.html
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