2017年9月23日土曜日

『バーフバリ 伝説誕生』

★★★★☆

インドでは歴代興行収入を塗り替えた作品だとかで、日本でも上映されたようですが全く知りませんでした。たまたまその事実を知り、iTunes Storeでレンタル配信しているのを見つけたので自宅で鑑賞。

歴史スペクタクルものということになるのでしょうか。でもいつの時代、場所を描いたものなのかさっぱりわかりません。もちろん登場人物はインド人だし、インドっぽい生活スタイルを感じさせる要素はたくさんあるのですが、50年前の戦争のシーンはグラディエーターのようで、古代ローマ時代をインド人俳優で描いてるような無国籍感です。
敵である蛮族は、いわゆる未開の地の原住民のステレオタイプそのままというビジュアル。
主人公シブドゥは、超人的に強くて、マンガのようです。
でも、そのテキトーっぷりがインド映画の面白さなので、細かいことは気にしてはいけません(^^;)。

とにかくド派手で怒涛の展開で、138分飽きる暇がありません。

この作品、二部作なのですが、続編『バーフバリ 王の凱旋』は日本では2017年12月29日公開(すごい公開日!)だそうです。今度は映画館で観たいものです。

iTunes Storeの説明では、日本語字幕があるかのように書かれていたのですが、実際にはないようで、しかたなく日本語吹き替えで鑑賞。かなり残念。

公式サイトは、こちら。
http://baahubali-movie.com


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2017年9月16日土曜日

『ダンケルク』

★★★★☆

もともと観るつもりではなかったのですが、評判がいいようなので観に行きました。

世界史は苦手ですし、第二次大戦中のヨーロッパ事情には疎いですし、ダンケルクの撤退作戦のこともこの映画を観るまで全く知りませんでした。そういった背景を知っていれば、より作品が理解できるのかもしれません。
ただ、作中では説明的な要素はほとんどなく、ある意味では舞台はどこでもよかったのではないかという気もします。

要は、ドイツ軍に攻め込まれたイギリス軍が、敵の戦闘機や爆撃機の妨害を受ける中フランスから船でイギリスへ撤退する話です。
観客は、撤退するイギリス兵と同じ場に身をおき、襲ってくる敵の攻撃を一緒に体験する感覚を味わいます。
たぶん戦闘機のエンジン音や機銃の音はかなり大きめに調整されているのだと思いますが、本当に恐怖感を覚えました。派手な戦争ものの作品だと空を覆い尽くすほどの大編隊だったりしますが、1機だけでもあんなに怖いものなのですね。

BGMもひたすら恐怖感、切迫感をあおるようなものでした。
そして、登場人物は戦意も全くなくなった兵士達で、セリフは非常に少なく、お互いの名前も名乗りません。若い兵士は知らない役者さんばかりで、最後まで顔を覚えられませんでした。そもそも、誰が主人公だったんだろう?
また、敵のドイツ軍は、戦闘機と爆撃機は絵として登場しますが、兵士は全く画面上に姿を見せなかったと思います。
この辺の演出も、普通の映画とはちょっと違う感じ。

とにかく肩に力が入る映画でした。


公式サイトは、こちら。
http://wwws.warnerbros.co.jp/dunkirk/
この公式サイト、やけに情報が少ないですね。観終わった後で、役者さんの名前を確認しようと思ったのに、キャストの情報すら書いてない…。


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2017年9月11日月曜日

『三度目の殺人』

★★★☆☆

モヤモヤする映画です(^^;)。
この映画のプロモーションで福山雅治さんがテレビに出演したとき、通常の作品はストーリーが進むにつれて真実が明らかになっていくが、この作品はだんだんわからなくなっていくという逆のアプローチをとっている、という説明をしていました。
事前にこの説明を聞いていなかったら、全く納得感がなかったかも。

真実もよくわからないし、役所広司さん演じる被告の頭の中もよくわからないまま。…ということは、それはこの作品にとって重要ではないのでしょう。

役所広司さんの演技は素晴らしいです。基本的に穏やかで落ち着いた態度、喋り方なのに、どこまでも不気味。福山雅治さん演じる弁護士との接見室のシーンは見応えがあります。被告のブレない不気味さが弁護士を飲み込んでいく感じが緊張感とともに伝わります。

広瀬すずさんは被害者の娘の高校生役ですが、こちらも何を考えているのかわからなくて結構不気味でした。


公式サイトは、こちら。
http://gaga.ne.jp/sandome/


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2017年9月10日日曜日

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 激突 ルウム会戦』

★★★☆☆

ついに一年戦争の始まりが描かれます。ということは、宇宙世紀史上とても重要な瞬間のはずですが、開戦そのものは作中では意外とサラリと通り過ぎた感じ。ブリティッシュ作戦も意外とあっさり。ルウム会戦は少し丁寧に描かれていますが途中までで、続きは次回作へという形で本作は終わってしまいます。

では、本作では何を描いているかというと、開戦前後の人々のドラマということになるでしょう。それが、シャア、ランバ・ラル、黒い三連星、ザビ家、連邦、セイラ、アムロをはじめとするサイド7の人々と多岐に渡るので、それぞれの短いエピソードが散発的に散りばめられていている印象。

絵はきれいだし、動きのクオリティもいいし、それぞれのエピソードはファースト・ガンダムの物語をより深めるものではあるのですが、一本の映画作品としてのまとまりやストーリーの軸が希薄な気がします。前作のときも同じようなことを書きましたが…。

今回からタイトルにローマ数字がなくなったのかな(「V」と書かれている場合もありますね)。これは、ファースト・ガンダムで描かれた部分もリメイクしていくということでしょうか。ア・バオア・クーまで何年かかるんだろう。

公式サイトは、こちら。
http://www.gundam-the-origin.net


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2017年9月3日日曜日

『新感染 ファイナル・エクスプレス』

★★★★☆

ずいぶん前にこの作品が韓国でヒットしているという情報を知って、観に行こうと決めていました。
韓国映画は、この手のアクションものの暴力描写がちょっとキツイこともあるのですが、経験的に韓国でヒットしたものはまず裏切られることはありません。

あるウイルスか何かに感染すると自我を失い凶暴になって人を襲い、噛みつかれるとその人もまた感染して凶暴化するという設定ですが、その感染者の姿や動きはまさにゾンビ。あの見せ方はやや安易ですし、ちょっとコミカルにも見えてしまいました。

特急列車という閉鎖空間で感染者に襲われる人々のパニック映画ですが、閉鎖空間だけに間が持つのかと思いましたが、何度か駅に停車したり人間模様を描いたりして、飽きさせない展開でした。

主役を演じたコン・ユさんは、なかなかの大沢たかお顔でした(^^;)。
子役の女の子、キム・スアンの演技は素晴らしかったと思います。

この作品、ほぼ列車に乗っている人たちの視点でしか描かれていないので、その時ソウルやプサンでは何が起こっていたかもよくわかりませんし、感染の原因も対策も作品内ではほぼ明らかにされません。
前日譚は別のアニメーション作品として描かれるらしいですが、サイドストーリーや続編の余地がたくさん残されていて、その辺りも狙っているのかもしれません。

"新感染"というのはもちろん"新幹線"とかけたダジャレタイトルですが、当然日本でしか通用しないはず。原題はどうやら"プサン行き"という意味のようです。この作品にダジャレタイトルが適当かは疑問が残るところ。


公式サイトは、こちら。
http://shin-kansen.com