元々は予告編を見て、エイリアンの言語を解読するストーリーに興味を持ちました。
その後、アカデミー賞にもノミネートされていたことを知りました。アカデミー賞で評価される作品は、自分としてはちょっと重苦しい印象を持つことが多いので、少々警戒しつつ観に行きました。
うーん、なんとも不思議な作品ですね。
エイリアンに対して、それぞれの国家の足並みがそろわない感じや、母と子のアンハッピーなエピソードなどは、いかにも(私がイメージする)アカデミー作品的。
最近の流行りですが、シリアスな作品でありながら登場人物が特殊能力を持っていたり、複数の時間軸が繋がったりするところは、あまりSF的考証がないままなのでファンタジー的。
一番興味を持っていたエイリアンの言語の解読については、その過程をある種学術的に細かく描写しているのか、そこは適当に端折ってしまうのか、予告編ではわかりませんでした。私は、ある程度詳細に分析プロセスを見せて欲しいと思っていたのですが、実際は期待の40%程度といったところでしょうか。
アカデミー賞では音響編集賞を受賞しているようですが、確かに音は印象的でした。
原題は『ARRIVAL』だそうです。
公式サイトは、こちら。
http://www.message-movie.jp
Blu-ray / DVD
Amazonビデオ
iTunes Store