公開前にテレビなどのメディアからそれほど情報が入ってこなかったのですが、湊かなえ原作の作品とは相性がいいと思っているので、あまり迷わず観に行きました。
と言いつつ、原作小説は読んでいません。
女子高生たちの、かなりダークな部分を描いた作品。
もともと女子高生と私ではプロフィール的に対極に位置するうえ、作品内の出来事がいちいち不愉快な方へ展開していくので、観ていてなんら共感できないし、まったくハッピーな気分にならない作品でした(^^;)。
このまま終わるのかと思っていたら、後半になって全然つながりがなさそうな登場人物同士に意外なつながりがあったり、過去の出来事と絡んできたりと、ミステリーの謎解きのような面白さがあって、最終的には意外と満足できました。
主人公を演じた本田翼さんには、特に思い入れはないのですが、この作品ではものすごく暗くて、やや感情が欠落しているような女子高生役で、目が死んでいるような表情ばかり。笑顔のない彼女には、どうしても違和感を覚えてしまいました。
それは、笑顔のない本田翼さんをあまり見たいと思わないのか、彼女の演技力的に暗い役の演技が不自然だと感じたのか、この役がもっとぴったりくる別の女優さんがいそうな気がするのか、自分でもよくわかりませんが。
でも、この作品全体のトーンを考えると、私が感じた違和感は、むしろ狙い通りなのかもしれません。
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