2013年5月25日土曜日

『中学生円山』

★☆☆☆☆

いやあ、下らない映画でした(^^;)。いやまあ断片的には面白いシーンもあったけど、全体として見ると、特にクドカン好きではない私には、ほとんど共感できるところがなかったなあ。

前に宮藤官九郎作品『少年メリケンサック』を観たのと、『中学生円山』は公開スケジュールを延期したという話を聞いていたので、何となく期待して観に行ってしまいました。

中学生の妄想をテーマにした作品ということはすでにテレビなどで知っていたのですが、その内容が中学生にしては幼稚な気がしました。

円山君のちょっとエッチな自主トレとかは、「あらら、そんなことまで」と苦笑いするしかないけど、あれに共感できる女性はいるかなあ。円山君役の俳優さんは本当に中学生ぐらいの年齢だけど、よく演じたなあ(^^;)。そして、それに付き合わされる女生徒役の若い女優さんとか、絶対「何なのこれ?!」って思っただろうなあ。

草なぎ君は、穏やかなのに不気味でなかなかよかったです。
円山くんのお母さんと電気屋さんのくだりも面白かったです。
あと、おじいちゃん役は遠藤賢司さん。日本のロックの歴史をたどるラジオ番組で、すごく過激な歌詞の曲を1度だけ聞いたことがありますが、こんな人だったんですね。

いまさらだけど『少年メリケンサック』を観に行ったのは、篤姫を演じた宮﨑あおいがどんなコメディエンヌぶりを見せているのか興味があったからでした。やっぱり私には、クドカンワールドは合わない感じがします。

公式サイトはこちら。
http://maruyama-movie.jp

2013年5月20日月曜日

『きっと、うまくいく』

★★★☆☆

インドで歴代興行収入No.1になったというインド映画。
インド映画らしく、170分という長い上映時間に笑いと涙と歌とダンスがてんこ盛り。

基本的にコメディなんですが、若干ギャグが古いというか、ドタバタ系とちょい下品な路線。ここで笑わせようとしてるな、ということはわかるのですが、それほど面白くなかったなあ。あ、でも、私の隣に座っていたおじいちゃんは結構ウケていたみたい。

作品の舞台は、インドの工科大学で、たぶん学生は寮生活なんだと思いますが、現在のインドの若者事情が垣間見えて面白いです。
作品のシリアスな側面では、試験の点数重視の教育に対しての警鐘を鳴らしているのかと思いますが、どこの国でもこういう問題を抱えているんですね。

原題は『3 idiots』。"idiot"ってなにかと思ったら「大バカ」「白痴」。つまり『3バカトリオ』ということですね。でも主役のランチョーは、型破りで先輩や先生に対しても時に反抗的だけど、情に厚いし正義感が強いし、実は成績トップだし、相当なヒーローっぷりです。

役者さんは、ヒロイン役は別の作品でも見たことがありましたが、正直あまり好みではないタイプ。他の役者さんは知らない人ばかり。主役の俳優さんは最初西洋人かと思いましたが、ムンバイ出身だそうです。

公式サイトはこちら。
http://bollywood-4.com/index.html




2013年5月18日土曜日

『県庁おもてなし課』

★★★☆☆

割とほのぼのした作品でした。

タイトルから、おもてなし課の活動を克明に描いた作品なのかと想像していました。例えば、どういったいきさつで、誰かがものすごく頑張っておもてなし課を立ち上げたとか、おもてなし課のあるプロジェクト達成までの挫折と成功の一部始終とか。

でも実際は、おもてなし課に関わる人達の人間模様のドラマでした。
一応、一つの観光プロジェクトが軸にはなっているけど、そのプロジェクト遂行の様子はほとんどありません。それに、そのプロジェクトは県をあげての超ビッグプロジェクトで、「おもてなし」という言葉のイメージとはちょっと違いました。
「おもてなし」なので、観光客に配るパンフレットをどうしようとか、駅の待合室をどうしようとか観光案内所をどうしようとか、そういったスケールをイメージしていました。作品の中で、おもてなし課の面々が実際の観光客と接する場面はほとんどありませんでした。実際のおもてなし課の仕事もそんな感じなんでしょうか??

高知県の自然の映像はキレイでした。私は以前高知に行ったときレンタカーで四万十川沿いを走ったことがあるのですが、「もしかしてあの時の道?」と思うような道も登場。あらためて、高知県に行ってみたくなりました。

人物の描き方はちょっと不思議な感じでした。主役の二人、錦戸亮くんと堀北真希さんは、おもてなし課の仕事に熱心に取り組んでいるのですが、そのモチベーションがどこからくるのかあまり描かれていません。
でも、二人とももともとは安定志向で県庁職員になったり、就職できずにアルバイトで食いつないでいる、要はパッとしないキャラクターなので、何かをきっかけにやりがいを見出した的な作り方をするのがよくあるドラマの演出だと思います。
そういったいかにもドラマらしい演出を、あえて避けているのかな。

この作品の堀北真希さんは(私がイメージする)彼女らしい雰囲気でとてもよかったと思います。ものすごい大活躍をするわけではないけど、そこにいるだけでほんわかする感じ。

公式サイトはこちら。
http://www.omotenashi-movie.com/index.html

2013年5月3日金曜日

『図書館戦争』

★★★☆☆

『図書館戦争』は、アニメ作品で最初にその存在を知りましたが、そのアニメも観たことがなく、原作の小説も読んだことはありません。

娯楽作品として、なかなか楽しめたと思います。

ただ、メディア良化法や図書隊のある世界のリアリティがなかなか微妙なところかなあ。国家によるメディア規制の可能性があるのはわかるし、それに抵抗する勢力が出てくるのも違和感はないのですが、双方とも法律的に正当化されているというのが私にとっては一番違和感を覚えたところです。原作だと、もっとうまく理屈づけされているのかな。

あとは、榮倉奈々演じる笠原郁が、命の現場にあって言動が軽率すぎ。あれじゃ秩序も組織もあったもんじゃない。

でも、そんなことに引っかかっているとこの作品は楽しめないので、細かいツッコミはやめてアクションとラブストーリーに意識を集中した方がいいかも。

岡田准一といえば『SP』での肉弾戦アクションが印象に残っていますが、今回も期待を裏切らずかっこいいシーンがありました。

栗山千明の演技は初めて見ました。彼女、実は相当なオタクらしいけど、女優としてはいたって普通の美女ですね。

評判がよければ続編も…という話があるようですが、次はもうちょっと成長した笠原郁に期待します。

公式サイトはこちら。
http://www.toshokan-sensou-movie.com/index.html