2016年1月23日土曜日

『白鯨との闘い』

★★★☆☆

私が好きな『アポロ13』のロン・ハワード監督作品だということと、白鯨ということでちょっと海洋ドキュメンタリーのような映像も見られるのではないかと思って観に行きました。

邦題は『白鯨との闘い』ですが、原題は『In the Heart of the Sea』。
鯨油採取のための捕鯨船員の話であり、実際捕鯨のシーンも、白鯨に攻撃されるシーンもあるのですが、作品全体の印象としては『白鯨との闘い』ではない気がします。
どちらかというと海洋サバイバル。『○○○漂流記』みたいな雰囲気でした。

小説の『白鯨』はもちろん知っていますが、読んだことはないので小説の内容と映画で表現されている内容の差もよくわかりません。

そして、私が『アポロ13』を好きなのは、ロン・ハワードの演出が好きというよりは、結局『アポロ13』のエピソードが好きということらしいことがわかってきました(^^;)。

公式サイトは、こちら。
http://wwws.warnerbros.co.jp/hakugeimovie/







2016年1月13日水曜日

『ブリッジ・オブ・スパイ』

★★★★☆

とてもよかったと思います。

最近、テレビのドキュメンタリーや映画などで「20世紀史」とでもいうような世界情勢に関わる作品を観る機会がなぜか多いのですが、この作品もその流れに乗っているので、自分の中に響くものがありました。

東西冷戦時代、アメリカで活動していたソ連のスパイを弁護した弁護士をトム・ハンクスが演じています。
彼はその後、ソ連に身柄を確保されたアメリカ側の軍人とそのソ連のスパイを交換するための交渉役を引き受けることになります。

東西冷戦時代というと私にとってはリアルタイムなのですが、国際情勢に関心がある子供でもなかったので、あまりよくわかっていませんでした。
この作品で描かれているのは私が生まれる前ですが、米ソのスパイや軍隊があんなに活発に活動していたとは驚きです。

トム・ハンクス演じる弁護士は、スパイであっても法律に基づいて適切に裁かれるべきと考えるのに対して、アメリカの世論はソ連のスパイなら極刑が当然だと考え、彼を非難します。この「ソ連のスパイなら○○○○」が現在の「イスラム教徒なら○○○○」とどうしても被って捉えたくなります。

公式サイトは、こちら。
http://www.foxmovies-jp.com/bridgeofspy/







2016年1月6日水曜日

『ベテラン』

★★★★☆

久しぶりに観た韓国映画。さすが、クオリティは高いですね。

事前に知っていたのは、韓国ではタブー視される財閥の闇を取り上げていること、『踊る大捜査線』を彷彿とさせるコミカルな要素があることですが、いずれも納得。

ただ、韓国の人から見ると財閥のあり方を批判するメッセージが明らかなのかもしれませんが、日本人の私にとっては、言われないとわからなかったと思います。
日本にも企業のトップやその御曹司が悪役として描かれるドラマは多々あり、それと何が違うんだろう?という印象でした。

『踊る大捜査線』のノリとは、本当によく似ていると思いました。警察署内を登場人物と一緒にハンディカメラが移動しながら長回しで撮るような演出も。もしかしたら、直接影響を受けているのかも、と思うほど。
アクションは『ベテラン』の方が派手で、やや暴力的。そして、主人公がそもそもルールを守る気がない感じは、ややリアリティに欠ける気がしますが、韓国ではそうは感じないのかな。

『ベテラン』というタイトルは、どうもイマイチな気がしました。本編のタイトルロゴにもハングルに添える形で英語で小さく"veteran"と書かれていたと思うので、原題も基本的には同じ言葉だと思います。
日本でベテラン刑事というと、定年間近でくたびれたコートを着ていて、何度も現場を見に行き、聞き込みを繰り返して足で情報を稼ぐ、あるいは取り調べで被疑者を優しく諭して泣き落とすようなタイプをイメージします。
でもこの映画の主人公は、日本の刑事ドラマだと新人刑事のような無鉄砲な行動ばかり。役としての年齢設定はわかりませんが、役者さんの年齢は40代のようです。日本と韓国だと『ベテラン』という言葉で思い浮かべる人物像はちょっと違うのかもしれませんね。

細かい役も含めると登場人物が結構いて、見た目上印象に残るような強いキャラクターの役者さんが少ないので、「あれ、この人は誰だっけ?」と思うことが何度かありました。

公式サイトは、こちら。
http://veteran-movie.jp


さて、昨年2015年に観た映画は45本でした。観たいと思う映画をだいたい観て、たまに観そびれた作品もあり、最初は観るつもりがなかったものを急遽観ることにしてみたり…、などとやっていると、私の場合はほぼこのくらいの本数になるようです。星5つをつけた作品はありませんでしたが、星4つがかなりたくさんありました。