2011年4月16日土曜日

サンノゼ紀行(その3) 食事

アメリカの食事は、やっぱりアメリカンでした。


ホテルの朝食はこんな感じ。カフェテリア方式で、自分で好きなものをとって食べるシステム。パン、パンケーキ、シリアル、スクランブルエッグ、ベーコンまたはソーセージ、ヨーグルト、フルーツ、各種ドリンクなど。まあ、イメージ通りでした。



アメリカについて最初の食事はここ。ホテルの3軒ほど隣にあったメキシカンのファストフード、Chipotle Mexican Grill。
私の知っている範囲では、サブウェイと似たオーダーシステム。サンドイッチとからサラダとかのベースをまず決めて、そこに肉ならチキンやビーフ、さらに野菜、ソースなどをそれぞれ指定して載せてもらいます。私はボウルというのにしたので、ライスの上に肉や野菜を載せてくれました。要はメキシカン丼ですね。
これに飲み物を加えて8.36ドル。当時のレートだと700円強でしょうか。んー、高い気が。味は問題なし。この時は何も感じませんでしたが、後々の食事と比べるとヘルシーです。



3月15日(火)の晩は、地ビールが飲める店と紹介された、Los Gatos Brewing Coというダウンタウンにあるお店。メニューで"hamburger steak"と書いてあったと思うのですが、ハンバーガーでも、ハンバーグですらなく、普通のステーキでした。どうも、ひき肉じゃないステーキでも"hamburger steak"という場合があるみたいですね。割と噛みごたえのあるステーキでした。地ビールと合わせて約35ドル。


3月17日(水)の昼。現地の通訳さんが、いかにもアメリカなハンバーガーを食べに行きましょうと連れて行ってくれた、5 Guysというチェーンのハンバーガーショップ。大きさが2種類ぐらいあって、あとはトッピングが色々選べますが、全部入りにしてみました。それでも値段は変わらないそうです。店の雰囲気はマクドナルドと大して変わりませんが、ずいぶん格は上のようです。飲み物と合わせて8.5ドル。やっぱり高め。アメリカの外食は、結構高いことがわかってきました。
お昼時、老若男女でにぎわっていました。みんなハンバーガー好きなんだなあ。


写真はこれだけしかありませんが、他にピザや中華、イタリアン、ホットドッグ、割とちゃんとした日本食にも行きました。

中華は、ホテルから歩いて5分ほどの本当に小さなお店、China Inn。味はまずくはなかったけど、日本で食べる中華とは微妙に違いました。まあ、あのくらいは許容範囲。

イタリアンはThe Old Spaghetti Factoryというチェーンで、すごくにぎわっていましたが、パスタのゆで加減がちょっとやわらかすぎ。そこはアルデンテで止めなくちゃね。

HPパビリオンで買ったホットドッグもアメリカンサイズでした。ソーセージは割としょっぱめ、おいしいのですが、パンやソースがグチャグチャになって、きれいには食べられませんでした。

日本食は、Mountain Viewの割烹波浪というお店でサバの味噌煮定食。絶対的な安心感がありました。他の食事も、味として耐えられないということはないのですが、間違いなくカロリーに問題があると思います。

2011年4月15日金曜日

サンノゼ紀行(その2) Arena Hotel

宿泊したホテルはArena Hotel。

URL: http://www.pacifichotels.com/arena/index.html
住所: 817 The Alameda, San Jose, CA 95126




外観はこんな感じ。この界隈は低層の建物ばかりで、このホテルも3階建てでした。



エレベーターは、海外に行くとずいぶん雰囲気が違います。写真がブレちゃってよくわかりませんが、閉じる表示の両側にボタンがあって、どっちが閉じるボタンだか一瞬戸惑います。でも、実はそれよりも、エレベーターを外から見たときの印象が普通のドアというかエレベーターっぽくなくて、エレベーターの目の前でエレベーターを探してしまいました。



私の泊まった部屋。日本の感覚では、規格外にでかいです。冷蔵庫も電子レンジもありました。ちょっと不安定でしたけど無線LANもありました。エアコンはかなりうるさくて、ちょっと気になりました。



洗面所はこんな感じ。これでもかと電球が並べてあります(^^;)。
アメニティグッズは、石鹸が2種類だったかな、あとはシャンプーだのバスジェルだの色々あったのに、くしや髭剃りや歯磨きセットなど、日本ではよく見かけるグッズはありませんでした。ヘアブラシと髭剃りを忘れ、歯磨きが残り少なかった私は、これらのものをホテルのとなりのドラッグストアで購入しなければいけませんでした。



バスルーム。ジャグジー付きです。ジャグジーなんて初めて。どれどれ、どうやって使えばいいのかな?



バスタブのふちにスイッチがありましたが、押しても引いてもウンともスンとも言いませんでした。説明書きには、スイッチ入れる前にバスタブにお湯を入れなさいとしか書いてありません。あれれ、どうやって使うんだろう??



3日目ぐらいに、バスルームの外にあるつまみに気づきました。そのつまみを回してからバスタブのふちのスイッチを押すと、泡が出てきました。3日がかり(^^;)。ジャグジー自体の感想は…、ふーん、こんなものかぁ、という感じ。


ということで、5泊お世話になったArena Hotelのご紹介でした。他にもいくつかホテルを紹介してもらったのですが、いずれも1泊100ドル以上しました。でもここは1泊68ドル程度。ダウンタウンにもHPパビリオンにもカルトレインの駅にも近いし、私はここで充分。

2011年4月11日月曜日

サンノゼ紀行(その1) 遙かなる成田空港

2011年3月11日金曜日。東日本大震災発生。その後、原発の事故、計画停電の発表と、全く落ち着かない状況でした。

日本出発は3月14日月曜日。土日の間に荷物の準備は可能でしたが、まだまだ余震が続いている状況で、1週間も日本を離れるのは意外と大変です。もし留守中に大きな地震が起きて家具が転倒したり荷物が落下したとしても、自分がアメリカにいたのでは何もできません。さらにそれが近所の人に影響するほどの被害だったら、どうするのか?そう考えると、とても憂鬱でした。

そして計画停電を受けて、3月14日は多くの鉄道が運休することが発表されました。今となっては記憶が定かではないのですが、この情報を知ったのは当日の朝だったような気がします。

飛行機の出発予定時刻は15:35。チェックインは2時間前なので、13:35分には空港に到着している必要があります。食事をする時間も考えて12:00ぐらいには空港に着く想定で、10時過ぎに家を出て、西船橋、東葉勝田台経由で京成線から成田入りするというのが、事前に考えていたコースでした。

テレビやネットの情報では、JRは全線運休。京成は、時間帯によっては間引き運転ですが、11:00〜17:00は運休。10時過ぎに家を出たのでは、どう考えても11:00より前に勝田台に着けるはずがなく、従って京成に乗れません。多少出発を早めるといっても、当日の朝にならないとできない準備もあるし、今すぐ家を出るというわけにはいきません。

鉄道以外の方法では、本数は少ないのですが、葛西駅からリムジンバスが出ていたはず。ネットで調べてみると、前日までに予約しないといけないんだそうです。状況が状況なので、電話をかけて頼み込んでみるという手もあったのですが、とにかく早めに家を出て京成に賭けることにしました。運がよければ11:00より前に京成に滑り込めるかもしれないし、その日最初の時間枠の計画停電が実施されなかったように、電車の運休も予定が変更されることもあるかもしれません。

かくして、方針決定。急いで荷物の梱包をしたので、ヘアブラシや髭剃りを入れ忘れたり、管理会社に家を留守にするという連絡をするのも忘れてしまいましたが、ともかく9:15分ぐらいには家を出ることができたと思います。

東京メトロは、意外とすんなり電車が来て西船橋へ。そこから東葉高速鉄道の出発まではしばらく待たされたものの、無事電車に乗ることができました。ところが、西船橋から東葉勝田台までの遠いこと。自分の勝手なイメージでは、ものの15分もあれば着くようなイメージだったのですが、全くの勘違い。結局、東葉勝田台に着いたときには11:00を回っていました。


勝田台の京成の改札口にはこのようにシャッターが降りており、運休中である旨看板が出ていました。
さて、ここからどうするか?まずは同じフライトに乗る予定のクライアントさんに連絡をとってみました。彼は名古屋から成田に来ることになっていたのですが、私はてっきり新幹線を使って来るのだと思っていたので、自分がこの状況では、クライアントさんも成田に着けないのではないかと思っていたのです。ところが、彼は空路を使っていたので、問題なく成田に行けるそうです。そうなると、あとは私が何とかして成田に行けるかどうかが全てということです。

もうあとは、タクシーしか思いつきません。電車が止まっているとなると、空港に行く人はみんな車を使うでしょうから、渋滞しているかもしれませんが、ともかく行ってみるしかありません。
勝田台の駅前はすごくこじんまりとしていて、タクシー乗り場には何人か並んでいました。明らかに大きな荷物を持って成田に向かうと思われる人もいました。ところが、タクシーは1台も止まっておらず、10〜15分ぐらい待ってやっと1台戻ってくるといったペースでした。空港に向かう人は声を掛け合って2〜3人で相乗りにしていましたが、それでも私がタクシーに乗れたのは12:20ごろでした。

私も外国人のお兄さんと相乗りにしました。フランス語っぽい外国語とちょっとアヤシイ日本語をしゃべる彼は栃木県で仕事をしていて、これからタイに遊びに行くそうです。
タクシーに乗れればもう安心かと思いきや、勝田台から成田はかなり遠く、時間と料金メーターが気になりました。それでも、心配していた渋滞はまったくなく、運転手さんも抜け道にくわしく、最大限効率的に走ってくれたようです。話好きな運ちゃんで、勝田台にはANAの寮があって、今日は電車が止まっているのでキャビンアテンダントさんを空港まで運ぶのにタクシーが何往復もする、というようは話を色々と聞かせてくれました。


かくして空港到着。時刻は既に13:00を過ぎていました。タクシー代は1万円を越えました。
クライアントさんが当然先に到着しているものと思ってチェックインカウンター周辺を探しましたが見当たりませんでした。電話はつながらず。自分だけチェックインしてしまおうか迷ってうろうろ。空港のスタッフによると、国内線からの乗継の場合は、チェックインカウンターのところまで出てこない場合があるということで、きっとそうに違いないと決めつけてカウンターに並んで待っていたら、やっとクライアントさんから電話がかかってきました。既にアメリカ行きフライトの出発ゲートに到着しているとのこと。これで一安心。程なく私のチェックインも終わり、荷物のチェックやら出国手続きを済ませて、クライアントさんと合流できたのでした。

今回の旅行の乗り物に関して、一番大変だったのは、この初日の家から成田までの行程でした。海外旅行なのに、国内の移動が一番大変なんて、どういうことだ?!

2011年4月10日日曜日

浦安

2011年3月11日の地震発生からほぼ1か月。初めて自転車で浦安の周辺の様子を見に行きました。といっても、舞浜、ディズニーリゾート周辺だけですが、思った以上に被害の爪痕が残っていました。


葛西臨海公園の近くから旧江戸川を渡り浦安市に入ったところ。駐車場に工事車両とシートが。この辺りから何やら不穏な気配。



ディズニーリゾートの外周をめぐる道路。歩道にはこんな亀裂が。3月11日の地震で出来たものかどうかはわかりませんが、意外と亀裂の幅が広くて深いものでした。



ディズニーリゾートの隣(?)にある運動公園から海の方に進んだところ。バス停のある部分とその左側の歩道に不自然な高さの差があります。バス停側が隆起したのか、左の歩道部分が陥没したのか。



同じ通りの反対側の歩道も隆起したり陥没したり。フェンスも倒れています。
ここの通りの歩道は広範囲にわたってボコボコの状態で、その歩道の上に立っている電柱も軒並み傾いていました。この通りをどんどん進んでいくと海に近づくので、さらにひどい液状化の跡が残っていそうでしたが、同時に危険も増してくる気がしたので、この辺で引き返しました。



舞浜駅に移動。イクスピアリのお客様用の無料駐輪場があるので、そこに自転車を置くために駅の1階部分へ行くと、ここも地面がボコボコ。



舞浜に行ったことがある人ならわかると思いますが、駅の改札は2階部分にあり、そこから歩道橋のような感じでディズニーランドの入り口まで通路がのびています。そのレベルから階段で1階部分に降りると、バスやタクシーのターミナルになっています。これはそんな階段の一つ。側面に大きな隙間ができてブロックが一部倒壊、鉄筋が見えています。


その階段のすぐ下。段差ができています。

浦安市も大きな被害があったことはニュースで知っていましたが、自分がちょくちょく自転車で出かけていた地域内で、これだけの痕跡が見られるとは思っていませんでした。
どれが地震の振動によるものでどれが液状化によるものなのか私にはわかりませんが、とにかく地面が隆起したり陥没したりして段差だらけという印象でした。これを、元の平らな地面にするのは相当大変そう。ディズニーランド、シーの園内でも同じようなことが起こっているのかもしれません。
もうすぐ再開するようですけど、全面復旧とは考えにくいですね。夢の国の中で工事現場の赤いコーンとか、見たくないですね。

2011年4月2日土曜日

『SP 革命篇』

★★★★☆

とりあえず、アクション映画として楽しめる、ということは見てると体に力が入る作品でした。
そういえばダイ・ハードっぽいなと後から思いましたが、テレビシリーズからの流れがあるせいか、見ているときはあまり意識しませんでした。
ハリウッドの派手な銃撃戦中心のアクションとは違って、生身での肉弾戦が、より"削ぎ落とされた"、でもより"痛い"感じだったのも、原因の一つかも。

SPシリーズは、TVシリーズからあまり時間を空けずに映画を公開していたら革命篇だけでよかった気がします。テレビから映画まで時間がかかって、映画が二部構成になったのは、シリーズとしてちょっと間延びした感じになっちゃったかも。

内容に立ち入った部分でちょっと気になったことをいくつか。

尾形の行動の動機は、浅田総理への個人的な怨恨だと思うので、政治システムの転換=革命=大義のためというのが若干ズレている印象を持ちました。まあ、ものすごく違和感があるというほどではありませんが、あれ?この人は何をやりたいんだろう?と、ちょっと引っかかりました。

尾形から井上宛に書かれた封筒の中身が、映画内で明らかにされませんでした。確かテレビで、革命前日のストーリーをやっていたようですが、もしかしてあの中で描かれているのでしょうか?映画だけ見ていると、ちょっとすっきりしない気分が残りました。

まあいずれにしろ、アクションを楽しむ映画なので、重箱の隅を突っつくような指摘は野暮というものかもしれません。