2010年9月30日木曜日

高島彩

 フジテレビアナウンサーの高島彩さんが、明日でめざましテレビを卒業して、年内でフジテレビも退社するそうです。

 私がめざましテレビを見始めたのは、当時のメインMCの小島奈津子さんが好きだったから。なので、小島さんがやめるときはすごく残念でした。彼女もかなり長く出演していたので、小島さんがいないめざましテレビは想像ができませんでした。
 高島さんは当時、まったくめざましテレビに関わりがなく、どんな人なのか私はよく知りませんでしたが、何かの番組で、酒飲みだとかギャンブル好きだとか言っていたような記憶もあり、「なんでこの人なんだろう?」「もうめざましテレビを見るのはやめようかな」と思ったものです。
 小島さん出演の最終回には、大塚さんが号泣していたのが印象的。高島さんになった最初のころは、大塚さんと高島さんの呼吸もイマイチで、大塚さんは本当のところ高島さんを受け入れていないように見えました。そして私は、そんな大塚さんにとても共感していました。

 それから7年半。今や高島さんのいないめざましテレビを想像できなくなりました。特別大好きということはありませんが、安定感はあるし、硬軟どちらもOKだし、リードもフォローもいけるし、とにかく番組の柱として安心して見ていられる存在。最初に私が抱いていたマイナスの印象を完全にひっくり返すのだから、やっぱり力があるのでしょう。

 あるとき、めざましテレビの中で高島さんと男性アナウンサーが組んでニュースを伝えていたときのこと。両者のやりとりのタイミングが合わなかったらしく、高島さんが拝み手のゼスチャーで”ゴメンね”サインを送っていたことがあります。あれは本来画面に映らないはずだったのが、たまたまカメラのスイッチングがおかしかったために視聴者に見えてしまったものだと思います。男性アナウンサーの方を見るわけでもなく、原稿に目線を落としたまま、手だけで”ゴメンね”サイン。
 高島さんは、視聴者からの人気も高いようですが、共演者やスタッフからの信頼が厚いそうです。あの”ゴメンね”サインを見たときに、周りの人達の信頼の訳がわかった気がしました。

 高島さんがめざましテレビをやめるのは残念ですが、いつまでも一人の人に頼っていていいはずもありません。彼女が抜けても、きっとまた新たな柱が登場するのでしょう。
 さて明日のめざましテレビ。私の一番の注目ポイントは、大塚さんが号泣するかどうかです(^^;)。

 高島さん、お疲れ様でした。

2010年9月23日木曜日

『THE LAST MESSAGE 海猿』

★★★★☆

 海猿は映画だけでも3作目、テレビドラマもあったので、確実にパターン化しているわけですが、変にひねろうとせず、ベタなほどわかりやすい作りが意外とよかったと思います。

 映画の2作目とは特に状況が似ていますが、たまたま仙崎と一緒に現場に取り残された新米の潜水士とのエピソードが、ちょっとだけ新しい味付けだったと思います。よくある話といえばそれまでですが、、すっかり成長した仙崎と、仙崎に刺激されて成長し始める新米潜水士という関係で、前作からの時間経過にリアリティを感じさせたようにも思います。

 「THE LAST MESSAGE」というタイトルで、”シリーズ完結編”と宣伝していたと思いますが、特に終わりだと感じさせるような内容ではありませんでした。続編、あるのかな。同じようなパターンで続編が見たいかと言われると微妙ですが…。









『東京島』

★★☆☆☆

 木村多江という女優さんの、名脇役ぶりには以前から関心がありました。彼女が主役ということでこの作品も見てみたいと思いました。

 映画全体の印象を一言でいうと、”無人島を舞台にしたロードムービー”でしょうか。いろいろなできごとが次々と起こり、登場人物の気持ちも行ったり来たりを繰り返しますが、それでストーリーがどこかに収束するわけでもなく、なんとなーく終わります。カタルシスがない、と言えばいいのでしょうか。私は、ロードムービー系は苦手です(^^;)。

 作品のテーマは”女は強い”ということに尽きると思いますが、その意味では木村多江のような、ちょっと地味めの人をキャスティングしたのはよかったと思います。こういう人でもサバイバルになるとこんなに強くなるのか、というギャップが表現できるので。

 窪塚洋介は、良くも悪くも窪塚洋介でした(^^;)。無人島なのに協調性がなくて、屈折していて、いつものようにイッちゃってるキャラ。落下事故以降はじめて彼の演技を見ましたが、まったく変わっていませんでした。

 その他大勢の若者たちはフリーターで、仕事が嫌で逃亡してきたという設定。イマドキの若者らしく描こうとするとああいうふうにしかならないのかもしれませんが、とにかく計画性もなく忍耐力もなく移り気で、その瞬間が楽しけりゃいいじゃん的な奴らばかり。もはやイマドキの若者ではない私としては、見ていて結構イライラしますね。


2010年9月18日土曜日

『悪人』

★★★☆☆

 予告編は何度も見ましたが、モントリオールで深津絵里が最優秀助演賞をとっていなかったら見なかったかもしれない作品。でも、『フラガール』の李監督だから気にはなったかも。

 作品のトーンは『フラガール』のような明るさ、脳天気さが全然なくて、終始暗くてじめっとした感じ。作っている側の意図はわかりませんが、舞台となっている地方都市のさびれた感じと相まって、画面全体に虚しさが漂っています。ストーリー的にも、登場人物が誰ひとりとして幸せにならない展開なので、演出としては徹底しています。

 賞をとったのは深津絵里ですが、もともとすごく上手な女優さんなので、『悪人』での演技が彼女のキャリアの中で特別よかったようには思いません。いつもと同じようによかった、という印象でした。私が彼女に一目置くようになったのは1996年の『(ハル)』からですが、この作品でも、日々をけなげに過ごしているけど何か虚しいという女性を見事に演じていました。
 どちらかというと、妻夫木聡の方が『悪人』のために役を作りこんで、他の作品での彼とは違う姿を見せていたように思えます。

 にもかかわらず星3つなのはなぜだろう?たぶん、この手の路線の映画としては完成度が高いけど、私自身はこの路線がそれほど好きではないからかな。

 また、タイトルは『悪人』ですが、妻夫木聡演じる主人公は、それほど悪い人に思えませんでした。もちろん殺人を犯してしまうのですから良い人ではありませんが、積極的に悪の道を突き進む人ではなく、人生に対して消極的でネガティブで、弱くて虚しい人だと思いました。『弱人』、『虚人』とかね。







2010年9月11日土曜日

『カラフル』

★★★☆☆

 決して悪い作品ではないと思うのですが、何か物足りないというか的のど真ん中じゃないというか、そんな感じがしました。

 気になったのは、まずキャラクター描写。リアル路線でいきたいのか、マンガっぽくいきたいのかよくわからないところがあって、見る側として気持ちが定まりませんでした、風景は一貫してリアル、キャラクターのしぐさなども結構細かいところまで描写されているんだけど、顔や表情の描き方がある瞬間、いかにもマンガ的フォーマットに見えてしまいました。

 そして、声の演技が、全般的にどうしても棒読み調に聞こえました。最近のアニメは、声優ではなく俳優が声を当てることが多くて、それがいい方に転ぶ場合もありますが、この作品は、私にとってはちょっと…。
 実は、細田守監督の『時をかける少女』『サマーウォーズ』などのアニメ作品でも、声の演技が棒読み調に聞こえてしょうがないので、最近のアニメ作品の傾向なのかも。

 まあそんなわけで、正直、実写の方がよかったかもしれないと、思ったりします。

 ストーリー的には、小林真の体を借りて蘇った主人公の思考や行動が、割と稚拙で自己中心的でなんだかなあ、という感じでしたが、最後の"謎解き"で一応納得できました。







2010年9月7日火曜日

GOOD DESIGN EXPO 2010

去る2010年8月29日(日)、東京ビッグサイトで開催されていた『GOOD DESIGN EXPO 2010』に行ってきました。

会場は屋内ですが、こんなふうに飛行船が回遊していました。

日曜日だったせいもあるのでしょうが、大変盛況。デザインに興味ある人、多いんですねえ。

パナソニック電工のON/OFFスイッチ付きコンセント。テーブルタップではスイッチ付きもよく見ますが、コンセントは初めて見ました。「入/切」の表示もメカ的に切り替えていてエコ。こういうのは、作ったもん勝ちみたいなところがありますが、さすがパナソニック、抜け目がありません。

味噌汁の素。最初これを見たとき、ウィダーインゼリーのように、朝忙しい時にそのまま飲む味噌汁なのかと思いました。カップに入れてお湯を注ぐのが正解。だとすると、こういう容器にするメリットってなんなのでしょう?

ホンダの、カセットコンロのガスを燃料とする発電機。ホンダは同じくカセットコンロのガスを使って動かす耕運機を作っていますが、同じ部門で開発したそうです。災害用なのかと聞いたら、レジャー用だそうです。操作手順が全く想像できませんでしたが、本体に番号付きで手順が書かれていました。

確かサムスンだったか、韓国製AV機器のリモコン。韓国語表記のリモコンがとても新鮮だったので、思わず撮ってしまいました。

三次元加工機。デモ用に人形がクルクル動いていましたが、よく見ると実際には削られておらず、すでに完成した人形の表面+1cmぐらいのところに先端部がくるように調整されていました。操作画面は、20年前のパソコンといった風情でした。

2方向に引き出せる引き出し。これがありがたい状況というのがなかなか思い浮かびませんでしたが、とりあえずこういうトリッキーなのは好き。

USB、LAN、電話線、アンテナ線の中継もできるテーブルタップ。何となく、見たこともない風貌が気になったので撮影しましたが、本当にこれらのケーブルをひとまとめにすることが便利なのかわかりませんでした。

インスリン注射器です。こういう分野も、デザインで課題解決できることがたくさんあると思います。…が、何よりもこのおじいちゃんが笑顔で腹に注射器を突き立てている姿のインパクトがすごい(^^;)。

これは筆なのですが、指人形のように指先にはめるという斬新な提案。習字の練習用なのか、ただ面白いでしょ、ということなのか、ちょっとわかりませんでした。実際に試用してみましたが、意味もなく面白いです。

オートバイに乗る人が使うバッグにつける注意灯。原理はよくわかりませんが、ペラペラのフィルムみたいなものが点滅していました。オートバイとかバッグとか、やけにピンポイントの使用状況を想定していますけど、もっと色々な場で使えそう。

ここからは、自転車をいくつか撮ってみました。というのは、今使っている自転車が壊れたので、次、どんなのにしようか考えているところだったのです。基本、タウンユースで、だけどそこそこ遠くまでも行けて、折りたたみにはこだわらないけどコンパクトな感じ、というのが私の希望。

その1。

その2。

その3。

その4。

で、実はこの中のひとつを買うことに決めました。本当な試乗してみたいのですが、出来そうにありません。
私が選んだ自転車はGマーク取るかなあ?

2010年9月3日金曜日

事実は小説より…

小説はときどき読みますが、自分で書いてみようと思ったことはありません。にもかかわらず、ごくまれに「こんなストーリーは面白いんじゃないか」と思いついちゃったりすることがあります。

例えば一番最近(といっても数年前)思いついたストーリーのあらすじはこんな感じ。

 ある時、新幹線がトンネルを通過中にトンネルの崩落事故が起こる。トンネルの両方の出口はふさがり、列車は、一部脱線、一部損壊して、乗員乗客を乗せたままトンネル内に閉じ込められてしまう。乗員乗客は一部死亡。一部負傷。元気な人が200人(ぐらい)。救助が来るまで2か月(ぐらい)。何とかして、生存し続けなければいけない。
 その列車に乗り合わせていたある人が、どんどんアイデアを出していく。自己の記録を克明に残すこと。携帯電話は、全員分をみんなの共有物として、代表者が1日1回外部との定期連絡に使うこと。ただし、ときどきは各自から家族への通話を認めること(トンネル内で携帯って使えるのかなあ)。新幹線の各車両を、霊安室、病室、食堂、レクリエーションルーム、寝室など、目的ごとに分けること。新幹線に残っている水と食料を公平に配給すること。などなど。
 そのうちに、その人をリーダーに、食量班、医療班、レクリエーション班、通信班などが組織され、さまざまな問題に対処するようになる。やがては、現状の資産を無駄なく運用するだけではなく、道具や電気や食料を作り出すまでになる。
 2か月後、救助隊がトンネル内に到着してみると、完全に組織化された”社会”がそこに出来上がっており、生存者はみんな生き生きと生活していた。そして、そこにいたるまでの詳細な記録資料が残されていた。

もうお気づきだと思いますが、私が小説にするまでもなく、チリの鉱山でそっくりな状況の事故が起こってしまいました。世の中、不思議なものです。

私が、こんなアイデアに至ったのは、”秩序”というものの意義をちゃんと考えないといけないんじゃないか、と最近よく思うから。
世の中のしくみは、最初からそこにあるものではなくて、自分たちで作っていくものです。逆に言えば、みんながグダグダな生き方をすれば、社会システムもグダグダになってしまいます。最近の世の中にちょっとそんな危機感を覚えます。
そして、秩序は個々人を多少制限しますが、実は社会全体を合理的に運営するいい方法なはずです。最近はそういう不自由さを嫌う人が増えている気がしますが、自分勝手、身勝手レベルの人も少なくないように思います。

で、「既存の社会システムを一旦全部捨てて、ゼロから秩序を構築するとどうなるのか?」ということと、「秩序によってモノゴトがうまく行くのはどんな場面か?」ということを考えていくうちに、上記のような設定がひらめいたのです。仮タイトルは『地底都市』。

あ、くれぐれも言っておきますが、私がこの小説を完成させることはたぶんないと思います。誰か代わりに書いてくれるなら、私を原案ということでクレジットしていただいて、印税をひとつよろしく。