2015年8月22日土曜日

『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』

★★★★☆

このシリーズもすでに5作目。さらに他のスパイ・アクションものなども含めて考えると相当数の作品があるはずですが、ざっくり言ってしまえば、どれも同じようなものです(^^;)。
そういった定石というかお約束というかワンパターンというか、そういったものを前提としたうえで、やっぱりハラハラ、ドキドキ、ワクワクすることができたので、よかったと思います。

一時期この手の映画では、ネットワーク上でのハッキング v.s. セキュリティの攻防とかが増えていた気がします。もちろん今回の作品でもそういう描写はありますが、どちらかというと施設への侵入、カーチェイス、格闘など、体を使ったアナログのアクションを重視している印象でした。

今回の作品ではモロッコのカサブランカとアトラス山脈の山道で、ド派手なカーチェイスのシーンが登場します。
モロッコには行ったことがありますが、私のカサブランカの印象はもっと都会なので、ちょっとイメージと違いました。アトラス山脈は、マラケシュからサハラ砂漠ツアーに行ったときに通ったのですが、そのときの印象に近いものでした。
実は、私の記憶に間違いがなければ、シリーズ3作目か4作目でもモロッコが舞台になったシーンがあったと思います。あのときは事前にそのことを知らず、映画を観ていて「なんかモロッコっぽいなあ」と思ったら、本当にモロッコで撮影していたのでした。

今回の作品では、実際に離陸する飛行機の外壁にトム・クルーズがしがみついて撮影したことが話題になりました。迫力ある映像を追求するのはいいと思いますが、あれはさすがにやり過ぎかも。観ていて違う心配をしてしまって、かえって作品に集中できない気がしました。

公式サイトは、こちら。
http://www.missionimpossiblejp.jp

2015年8月13日木曜日

『ジュラシック・ワールド』

★★★★☆

IMAX 3Dで観てきました。

『ジュラシック・パーク』は22年前になるのですね。当時私は社会人になったばっかりで、帰宅途中に横浜の相鉄ムービルで観た記憶があります。友達から恐怖感が増していいと言われて、あえて前の方の席に座りました。
恐竜が生きているように見える映像はとても魅力的で、以来『ジュラシック・パーク』シリーズは全て観ています。

さて『ジュラシック・ワールド』を観た感想ですが、あらためて『ジュラシック・パーク』は偉大だったんだなあと再認識してしまいました(^^;)。
22年間の間に、間違いなく映像技術は進歩しているはずで、実際その進歩は感じられました。ただ、やっぱりインパクトの大きさという意味では『〜パーク』の方が大きかったと思います。
例えば、初めてテレビのフルHDを見たときは、その画面の鮮明さに強烈な感動を覚えました。4Kは確かにフルHDよりもさらにきれいなのですが、順当な性能の向上だと思うだけで衝撃という意味ではそこそこのレベルでしかありません。『〜パーク』と『〜ワールド』もちょうどそんな感じ。

『ジュラシック・パーク』シリーズは、基本的に人間が恐竜に襲われて逃げまわる話なのですが、登場人物の行動があまりに軽率で自ら状況を悪化させ危機を呼びこむ傾向があります。それは今回の『〜ワールド』でも継承されていました(^^;)。
なぜそんなストーリーにするのか、それが人間のリアルな姿だという考えなのかよくわかりませんが、個人的にはもう少し人間側が充分に慎重でスキがなく、それでも人智を超えた危険が訪れるというストーリーの方が好みです。

ということで、設定やストーリーは『〜パーク』を完全に継承し、映像技術は順当に進歩したのが今回の『ジュラシック・ワールド』だと思います。
この作品自体はエンターテインメント映画としてとてもよかったと思いますが、それもこれも22年前の『〜パーク』あってのことだと感じました。


公式サイトは、こちら。
http://www.jurassicworld.jp

2015年8月3日月曜日

『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』

★★★☆☆

原作コミックは読んだことがありません。少し前にやっていたTVアニメは一応観ましたが、すごく面白かったというほどの印象ではありませんでした。ストーリー的にも完結せずに終わったはずなので、何だかよくわからないまま、かなり中途半端な予備知識しかありません。

実写版は、特に原作ファンではない私でもわかるほど別の作品ですね。登場人物もかなり違うし、ストーリーもいじってあります。それがいいのか悪いのか、私にはよくわかりません。

『進撃の巨人』の世界はいつの時代なのかどこの国なのか、そもそも地球上の話なのかもよく知りませんが、少なくとも現代の文明とは異なる文明社会が舞台となっています。映像作品になったとき、そういった社会のディテールがどこまで細かくリアルに描かれるかは重要だと思いますが、今回の作品の場合は、その辺がちょっと微妙かなあ。もしかしたら設定は細かく作られているのかもしれませんが、充分に描く尺がなかったのかも。

CGの巨人はなかなかのビジュアルで、夢に出てきそうです(^^;)。街で暴れている様は、かっこわるいウルトラマンみたいな感じでした。
エンドロールで、かなりの数のCGスタジオの名前が出てきていました。アニメ作品だと作画を手伝ったアニメスタジオの名前がたくさん出てくるのはよくあることですが、実写作品であれだけのスタジオの名前が並ぶのは初めて見ました。

キャストは、豪華俳優陣なのですが、うーん、イメージ合っているのかなあ。水原希子さんのミカサは割とよかった気がします。石原さとみさんはハンジですが、あのメガネをかけちゃうと誰なのかよくわからない気がしました。

前篇は結局、アニメ版のさらに途中ぐらいのところで終ります。原作のマンガはまだ進行中のようですが、後篇でどのような決着となるのか気になるところです。

公式サイトは、こちら。
http://www.shingeki-seyo.com/index.html

2015年8月1日土曜日

『インサイド・ヘッド』

★★★☆☆

決してつまらなかったわけではないのですが、ピクサー作品としては、ちょっと地味目かもしれません。

人間の感情を、ヨロコビ、カナシミ、ビビリ、ムカムカ、イカリの5つのキャラクターに振り分けているのですが、ムカムカとイカリあたりは、違いがわかりにくいです。
それ以外に、長期記憶とか潜在意識とか人間の心理の仕組みが色々と出てくるのですが、それらがストーリーとどう結びついているのか、単に雰囲気を出すためだけに専門用語を使ったのか、理性と感性とどっちで受け止めればいいのか迷う感じがありました。
また、ストーリー展開の中で、ヨロコビが嘆いたりカナシミが喜んだりするので、けっこうややこしい印象でした。

結局は主人公であるヨロコビとカナシミがお互いに理解を深めていくストーリーのようですが、最初のうちは感情の5つのキャラクターとその感情の持ち主であるライリーと、誰が主人公なのかなかなかわかりませんでした。ビジュアル的にも、どのキャラクターも割と地味な気がしました。

頭の中で5つの感情に事件が起こる=感情がうまく機能しないということは、ライリーにとっては引きこもり寸前のような危険な心理状態になることを意味するので、見方を変えるととてもシリアスで、誰が見ても単純に楽しい作品というよりは、少し社会的な色合いも感じてしまいました。

原題は『Inside Out』だそうです。タイトルのほか、日本語吹き替え版の場合はこどもの嫌いな食べ物がブロッコリーからピーマンに変更されているそうですが、私が観たのは字幕版だったのでブロッコリーのままでした。
映画の初めにピート・ドクター監督のコメントとドリカムの歌が流れる映像があったのですが、日本向けのコメントだったのでしょう、わざわざ邦題の『インサイド・ヘッド』と言っていました。
パソコンのソフトに各国語版があるように映像コンテンツにもローカライズ版があってもいいのかもしれませんが、個人的にはそこまでしてくれなくてもいいかな、という感じ。

ちなみに、『脳内ポイズンベリー』とは、頭の中の感情をキャラクター化するという着想は同じですが、作品全体としては全くの別物ですね。

公式サイトは、こちら。
http://www.disney.co.jp/movie/head.html