2016年1月13日水曜日

『ブリッジ・オブ・スパイ』

★★★★☆

とてもよかったと思います。

最近、テレビのドキュメンタリーや映画などで「20世紀史」とでもいうような世界情勢に関わる作品を観る機会がなぜか多いのですが、この作品もその流れに乗っているので、自分の中に響くものがありました。

東西冷戦時代、アメリカで活動していたソ連のスパイを弁護した弁護士をトム・ハンクスが演じています。
彼はその後、ソ連に身柄を確保されたアメリカ側の軍人とそのソ連のスパイを交換するための交渉役を引き受けることになります。

東西冷戦時代というと私にとってはリアルタイムなのですが、国際情勢に関心がある子供でもなかったので、あまりよくわかっていませんでした。
この作品で描かれているのは私が生まれる前ですが、米ソのスパイや軍隊があんなに活発に活動していたとは驚きです。

トム・ハンクス演じる弁護士は、スパイであっても法律に基づいて適切に裁かれるべきと考えるのに対して、アメリカの世論はソ連のスパイなら極刑が当然だと考え、彼を非難します。この「ソ連のスパイなら○○○○」が現在の「イスラム教徒なら○○○○」とどうしても被って捉えたくなります。

公式サイトは、こちら。
http://www.foxmovies-jp.com/bridgeofspy/







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