ストーリー展開としては、前編だけだとあまり進展がなかったような気がしました。ざっくり言ってしまうと、昭和64年の事件のあらましと、平成14年現在の状況、各登場人物の紹介で終わったしまったような。最後に後編へつながる大きな動きがあっただけ。事件の解決も、登場人物の心理的な決着も全部後編に持ち越しという作りだったのでびっくりしました。
なんとなく、2部に分けずに作れなかったのかという疑問が浮かびましたが、後編への伏線として、どのエピソードも必要不可欠のような気もします。原作を読んでいないので、その辺りさっぱりわかりません。
ストーリーの展開がない割に、日本映画界のオールスターキャストみたいな超豪華俳優陣の演技は見応えがあり、途中でダレる感じはありませんでした。
エンディングで流れる小田和正さんの主題歌は、本編の骨太感とは異質の清らかさですが、これはこれで悪くないと思いました。個人的には骨太なまま終わるのもありだと思いましたが。
ところでこの主題歌、CD版とはBメロ部分(?)のボーカルのメロディがちょっと違っていたと思います。たぶん、映画用の音源を納品した後CD用に手直ししたのでしょう。ということは、後編の主題歌はどちらのバージョンが使われるのか?後編に対して、変な楽しみができました。
公式サイトは、こちら。
http://64-movie.jp
0 件のコメント:
コメントを投稿