蒼井優さんの主演作だからという理由で、ずいぶん前から観に行くつもりでした。
結果としては、うーん、すごく感覚的な映画ですね。
今という時代に生きる若者の閉塞感や、先が見えないことへの不安やあきらめ、自暴自棄とも言えるその場限りの鬱憤の晴らし方とかがよく表現できているとは思います。
登場人物の誰もが、明確にどこかへ向かおうとして生きているわけではないので、作品全体として観たときも、これといった芯やストーリーの流れみたいなものがよくわからない印象なのかもしれません。
でもそれは、この作品で表現したいことがうまく表現できているということなのかもしれません。
全体のつながりはとりあえず気にせずに、シーンごとに見ればなかなか面白いと思います。
ただ、どうしてもわからなかったのは、結局安曇春子の失踪とはなんだったのか?最後の最後に赤ん坊を抱いた春子が登場するのですが、それがこの疑問に対する答えであり、作品としてのオチなのだと思います。でも、私には意味がわからない(^^;)。
ということで、ちょっとモヤモヤしています。
公式サイトは、こちら。
http://azumiharuko.com
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