前作は「激突 ルウム会戦」でしたが、ルウム会戦の一部始終を描いているという印象がなく、自分の中では内容とタイトルがしっくりこない印象でした。
どちらかというと、今作の方がルウム会戦が描かれた作品だと思ってしまいました。とはいえ、今作でTHE ORIGINのアニメ作品は終了ということで、結果的にファーストガンダム以前の、キャスバルがエースパイロットのシャアになるまでを描いたストーリーの最終話となれば「誕生 赤い彗星」というタイトルの方が今作にふさわしいのも確かでしょう。
のちにホワイトベースに乗り組むことになるキャラの顔ぶれがそろい、登場人物の年齢も階級もファーストガンダムの1話につながる状況となって、モビルスーツ戦の描写もガッツリとあるので、とても見応えがあるし、あのお馴染みのガンダムを見ている感覚になりました。
後から前日譚を描いた作品というと、スターウォーズの『ローグ・ワン』が『エピソード4/新たなる希望』の数分前まで描くというあのつなげ方があまりに印象的で、勝手にそんな期待をしてしまいました。
正確なことはわかりませんが、本作はファーストガンダム1話の1週間前ぐらいまで描いていたような感じだったので、それなら数分前まで描いちゃってもよかったかも。
アニメ版のTHE ORIGINはひとまずここまでということですが、まあ区切るとしたらここしかないので、よかったような気がします。ファーストガンダムと同じ時間軸に踏むこんでしまったら、最後までいってくれないと気持ち悪いですし、それをこれまで通りのクオリティで作ると何年かかるかわかりませんし。
とか言いつつ、しばらくしたら続編が作られそうな気もします。
公式サイトは、こちら。
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