2011年12月11日日曜日

『リアル・スティール』

★★★☆☆

まあなんというか、細かいことは考えずに楽しむ映画といったところでしょうか。

話の進む方向も単純明快で、結果の予想もつくのですが、その中で熱くなったり切なくなったり爽快になったりする作りです。こういう作品を楽しめる感覚って、『水戸黄門』を見て毎回楽しいと思う感覚と通じるものがあるような気がして、自分としては素直に受け入れたくないような…(^^;)。
観客が格闘技に求めるものがエスカレートして、人間の格闘技よりもっと刺激的で暴力的なものを求めたために、ロボット格闘技が生まれ人間の格闘技がすたれたという、文明批判的な一節も出てくるのですが、映画全体としては特にそういうメッセージを伝えようとは思っていないみたいでした。

ロボットは当然CGだと思いますが、本当によくできていて、近い将来こんなふうに人間とロボットが並んでいる光景が当たり前になるんだろうなあ、と思わせます。
ハリウッドのロボットデザインは、日本とはかなりおもむきが違いますね。『トランスフォーマー』などもそうですが、複雑すぎて、後からは色ぐらいしか思い出せません。同じハリウッドでも『スター・ウォーズ』のR2-D2やC-3POは記憶に残りやすい気がします。個人的にはあのくらいが程よいさじ加減だと思いますが、今となっては古くさいということになるのかな。

ところで、ロボット格闘技と聞いて、かつて『プラレス3四郎』というマンガがあったのを思い出しました(^^;)。
公式サイトは、こちら。
http://disney-studio.jp/movies/realsteel/









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