2012年1月15日日曜日

『ロボジー』

★★★★☆

コメディですが、大笑いというよりはほの可笑しい、矢口監督らしい作品でした。

この作品のキモは、ロボットの中に人が入って本物のふりをするというアイデアに尽きるでしょうね。その範囲の中で想像を大きく越えるものではなかったと思いますが、逆にもともとのアイデアが面白いので、どう作っても充分面白いと思います。

主役(?)のロボット、ニュー潮風のデザインは、かなり好き。最先端のロボットとしてはダサいんだけど、妙にキュートで絶妙だと思います。そして、構造的に人間が入って動かせるとは思えないのも、ストーリー上うまくできていると思います。ホンダにこのデザインでアシモを作ってほしい。
ニュー潮風のデザインが好みなので、星1/2個おまけ。

役者さんはみんな達者な人たちばかりなので、見ていてなんの違和感もありませんでした。チャンカワイは、もうちょっとおっとりした役柄かと思ったら、よくキレる役でした。
吉高由里子は、本人も相当変わった人らしいですが、ロボットオタクのヘンな女の子役がなかなかよかったと思います。

たまたま比較的近い時期に公開されていたハリウッドのロボット映画『リアル・スティール』と比べると、まるっきり違う作品。映画ってすごいなあ。


0 件のコメント:

コメントを投稿