★★★☆☆
中味がおっさんの、しゃべるクマのぬいぐるみの話。予告編を見て面白そうだと思ったのですが、実際に観てみて、ここまでくだらない内容だとは思いませんでした(^^;)。
おっさんというよりは、お下劣なエロおやじ。全体の半分以上のセリフは下ネタという感じじゃないかなあ。
たぶん、アメリカで製作されて日本で上映されない映画などでは、こういうテイストのものって結構あるんだと思います。下ネタだけではなく、ギャグのノリや微妙に人種差別的なシーンがあったりするのも、アメリカらしい気がします。
それら数ある作品とこの作品の唯一の違いは、見た目がかわいいテディ・ベアが登場することだけです。
確かにその効果はあって、とっとこ歩く姿はかわいいし、下ネタも許せちゃう感じがします。その狙いは成功していると思うし、実際この作品は評判になっているんだけど、ものすごーく冷静に考えると、それで作品の価値が上がったかどうかは疑問かな。つまり、結局はアメリカでよくあるタイプの下ネタ満載B級コメディということなんじゃなかろうかと思います。
とはいえ「けしからん」とか「金返せ」という気分ではなく「久しぶりにこんなくだらない映画観たよー。しょーがねーなー」という感じ(^^;)。
私が観たのは字幕版ですが、翻訳はかなり苦労している感じ。もともとコメディ映画の翻訳は、そのまま訳しても日本人には理解できない場合、全然別の日本人向けのギャグに置き換えてしまうことがよくあるのですが、今回も「ガチャピン」とか「星一徹」とか、絶対オリジナルのセリフには登場していないであろう言葉が字幕には登場していました。
その他にも「ここはアメリカ人ならわかる部分なんだろうな」と思われる箇所がチラホラありました。
そう言えば、この作品はうちから一番近いシネマイクスピアリでは上映されていません。別にディズニー映画しかやらないわけではないし、R-15+はやらないというわけでもないと思うのですが、やっぱりぬいぐるみが繰り出す下ネタというのはディズニーのポリシーに合わなかったのかなあと勘ぐってしまいますが、どうなんでしょう?
公式サイトはこちら。
http://ted-movie.jp
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