2014年3月2日日曜日

『アメリカン・ハッスル』

★★☆☆☆

意外と評判がよさそうだったので観に行ったのですが、うーん、私には今ひとつだった気がします。

詐欺師がFBIの捜査に協力して汚職政治家を摘発する話なんですが、イマイチ誰が何の目的で行動しているのかがわかりにくくて、だんだんこちらの集中力が落ちてきて、若干眠くなり、ますますストーリーがつかめなくなるという悪循環でした(ちゃんと集中し続けていれば面白かったのかも)。

FBIの捜査の割に、詐欺の計画がテキトーで、そこに男女の愛憎劇も混ざってくるので、だましのテクニックの鮮やかさがあまり感じられませんでした。一応主人公は"天才詐欺師"ということになっているので、こちらが勝手に期待しすぎたのかもしれません。

テキトーさや愛憎劇はかなりのドタバタで、かつ主人公のルックスは髪の毛が薄く腹の出ただらしない男。ドタバタコメディの要素がそろっていて、実際笑いの要素もあるのですが、それほど笑えませんでした(アメリカ人にはウケたのかなあ)。

結局、実在の事件を扱った社会派作品なのか、だましのテクニックの鮮やかさを楽しむ作品なのか、ドタバタコメディで笑える作品なのか、自分の中で消化できないうちに終わってしまった印象です。

公式サイトは、こちら。
http://american-hustle.jp

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