★★★☆☆
もともとは『踊る大捜査線』の本広克行監督が手がけるアニメ作品ということで、最初のTVシリーズ、第2シリーズをざっと観て、結局映画も観てしまいました。
『攻殻機動隊』などにも通じるシリアスな近未来SFもので、設定上の最大のポイントは"シビュラシステム"によって管理された社会。
この社会では、すべての人々の心理傾向が数値化され、犯罪を起こす可能性「犯罪係数」が一定数を越えると、実際に犯罪行為を行う前に取り締まり、処罰することで秩序を維持します。この管理を行うのがシビュラシステムで、物語は取り締まりを実際に行う"刑事"たちの活動を描いています。
おそらく、この設定のもと、いくらでも物語は作れると思うので、今後もどんどん続編は出てくるのかもしれませんが、実は最初のTVシリーズでシビュラシステムの謎、このシステムが抱える矛盾などに結構深く突っ込んでいるので、満を持して公開された劇場版も内容の濃さという点ではそれを上回るものではなく、単なる1エピソードという印象でした。
ところで、この作品の制作は、アニメ界では高い実績のあるプロダクションやスタッフの手によるものですが、本広総監督の影響力がどの程度なのかが観ていてもよくわかりません。例えば機動戦士ガンダムシリーズの富野由悠季総監督ほどの影響力ではないのだろうと思ったり…。
公式サイトは、こちら。
http://psycho-pass.com
2015年2月14日土曜日
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