★★★★☆
原作は読んでいません。
自分はつくづく、トリック系の作品が好きみたいです。
ラスト5分で全てが覆るという宣伝文句に乗せられて、まんまと観てしまいました。
そして、本当に「あ!そういうことだったんだ!」とビックリして、かつ腑に落ちる感覚を味わえたので、実質それだけで星4つ(^^;)。
原作の小説は「映像化不可能」と言われていたということですが、私は映画で見事に騙されました。逆に小説ではどんな仕掛けになっていたのか、非常に興味がわきました。
この作品にもしそのトリックがなかったら単なるラブストーリーですが、うーん、昔のトレンディドラマぐらいのレベルかなあ。決して、面白いと言えるほどの話ではないと思います。
前田敦子さんの演技は初めて観ましたが、どうなんだろう?演じている役は、健気で一途というよりは、男にデレデレした態度をとってたぶらかす印象で、最初から「こいつのこの態度は絶対信用できない」と思わせるものでした。
そういう役を見事に演じきったのか、演技力のせいで白々しさが出てしまったのか、よくわかりませんでした。
時代設定が80年代ということで、私にとっては懐かしいアイテムがいっぱい登場して、ノスタルジックな気分になりました。ただ、自分にとって一番響いたのはトリックの部分だったので、現在が舞台でも全然問題はなかったと思います。
80年代の邦楽ヒット曲がたくさん使われているのも話題になっているようです。各曲のテーマとマッチするシーンで使われていたようですが、私にとって多くの曲は『ザ・ベストテン』などの歌番組でよく聴いていたので、どうしても歌番組で歌手が歌っている映像が浮かんでしまい、かえって作品世界に集中できなくなってしまいました(^^;)。
映画の観客は、年齢層の若い女性同士が多かった気がします。彼女たちは作中の前田敦子さんの役に共感できたのか、80年代をどう見たのか、非常に気になるところです。
公式サイトは、こちら。
http://www.ilovetakkun.com
2015年6月2日火曜日
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