★★★★☆
とてもよかったと思います。気持ち的には星4.5。
この映画の監督ニール・ブロムカンプの作品は、『第9地区』がなかなかよくて、『エリジウム』は割と普通のハリウッド映画という印象でした。このまま普通になっていくのかと思っていましたが、無用の心配だったようです。
『第9地区』もそんな印象だったと思いますが、街の風景も人々の生活もほとんど今と変わらないけど、ちょっとだけテクノロジーが進んだ近未来の描き方が特徴的です。
もっとも『チャッピー』の場合は、2016年に自律、成長するIAが発明されるという話なので、近未来ですらないですね。
そして、そのAIテクノロジーが、素晴らしい未来でもスーパーヒーローでもなく、個人のエゴや犯罪と結びついて騒動を巻き起こし、ハッピーエンドともアンハッピーエンドともつかない結末を迎えます。
ロボットが自我を持ち、進化していくことで悲劇を招くというSF作品はよくあると思います。そういう意味ではこの作品も似たようなものだと思いますが、独特のタッチで描かれていて、新鮮でした。
ロボットのチャッピーは人間の俳優さんが演じている(モーションキャプチャー?)そうですが、ちょっと人間的過ぎて2016年のロボット技術としてはリアリティがないような気がしました。
ヒュー・ジャックマンがこの作品に出ているのは何となく違和感がありましたが、相当な悪役でした。んー、やっぱり違和感(^^;)。
公式サイトは、こちら。
http://www.chappie-movie.jp
0 件のコメント:
コメントを投稿