2016年7月24日日曜日

『ロスト・バケーション』

★★★★☆

予告編を観たときから、観に行くことを決めていました。

なかなかよかったと思います。
干潮時だけ海面から出ている岩の上で、いかにサメから逃れるかという究極のサバイバル映画で、それ以外の要素はほとんどありません。
ストーリーの都合上、主人公がなぜそのビーチに来たのかという背景説明の要素とサーフィンのシーンにそれなりの時間をとっていますが、それは前フリに過ぎません。という割に、サーフィンのシーンが結構本格的でカッコよく、美しかったです。

こういう究極のサバイバルもので私が期待するのは、「よくその作戦に気づいたなあ」とか「限られた状況の中でよくそれが実現できたなあ」とか「確かにその作戦なら効果があるよね」とか。意外性と納得感といえばいいでしょうか。

そいういう意味では、この映画の場合ちょっと状況が限られすぎていた気がします。サーフィン中なので身につけているものもごくわずか。おのずと、作戦が限られてきます。正直、ものすごく意外性と納得感のある作戦ではなかった気がします。
せめてもう少し何か持っていたら、色々なバリエーションが出せて私好みになったと思うのですが、まあそれは制作者の意図とは違うのかもしれません。

ともかく、ほぼ全編ずっと緊張感があって、独特の恐怖感を堪能できました。それにしても、サメってあんなにしつこくつきまとうものなのでしょうか。

映画のタイトルは原題では"The Shallows"。浅瀬という意味のようですね。邦題として『ロスト・バケーション』としたかった意図はよくわかりますが、若干説明的すぎるかなあ。

公式サイトは、こちら。
http://www.lostvacation.jp/splash/





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