『ファインディング・ニモ』はDVDを持っているのですが、細かいストーリーはあまり覚えておらず、今回のために見返したりもしませんでした。
そのせいか、よかったと思うのですが、なぜか私自身はノリきれなかったという感覚が残りました。1年後のストーリーを13年後に製作するなんて、勘弁してほしいです(^^;)。
考えてみると、今作品のように行ったことがない場所へ行くというストーリーは、いわばロード・ムービーなわけです。行く先々で色々な人と出会い、色々な危険に遭遇するというエピソードをつないで一つの作品になっているのですが、個々のエピソードの関連性や必然性が希薄な作品は、私は苦手です。
『ファインディング・ドリー』の場合は、関連性や必然性がないわけではないと思うのですが、ドリーというキャラクターはかなり衝動的で思いつきで動くタイプなので、この強烈な個性に引っ張られて、エピソード自体が無関係に起こっているように見えちゃったのかもしれません。
ディスニー作品の『ズートピア』は差別問題を扱っていることで話題となりましたが、このドリーも人間社会では仲間はずれにされそうなキャラクター。こちらはピクサースタジオ作品ですが、その辺りを狙いたい何かがあるのでしょうか。
同時上映の『ひな鳥の冒険』は、最初実写のように見えてびっくりしました。ヤドカリやひな鳥はキャラクターらしくデザインされているのですが、親鳥はかなりリアルでした。
今後ピクサーが実写映画のCGのような方向性の作品を作ることもあるのか?などと考えてしまいました。
星は4つにしましたが、正確には3と4の間ぐらいかなあ。
公式サイトは、こちら。
http://www.disney.co.jp/movie/dory.html
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