"次は新海誠監督が来る"という話をテレビか何かで聞いて『秒速5センチメートル』を動画配信で観て、とにかく背景画の美しさに感銘を受けました。
その後『言の葉の庭』も動画配信で観てやはりよかったので、『君の名は。』は最初から観に行くつもりでした。
ヒットしているようで、なんだかちょっと嬉しいです。
『秒速5センチメートル』では、新海監督自身が美術監督や色彩設計もやっていたようで、背景画にとてもこだわっていたんだと思いますが、『君の名は。』では、このような役割ではクレジットされていません。でも、期待を裏切らない絵の美しさでした。作品の舞台が東京と田舎なので、都市も自然も魅力的に描かれており、贅沢な写真集のようでした。
最近は一見日常的なストーリーでも、蘇りや人格の入れ替わりや人の心が読めるなど、ちょっと非現実的な設定を加えてあるものがしばしば目につきますが、この作品もそんな感じ。作る側としては目新しさが欲しいのかもしれませんが、私自身は必ずしも好きではないので、星は4つとしました。
でも、全体としては爽やかで淡いラブストーリーで、なかなかよいのではないでしょうか。
これまでに観た新海作品はいずれも1時間程度かそれ以下の中編だったので、『君の名は。』はとても長く感じました。後半はストーリー的にもちょっと複雑で、集中力が必要かも。
声優は、いわゆる声優さんと俳優さんが混ざっているようですが、特に違和感はありませんでした。
音楽はRADWIMPSだそうですが、予告編を見たときはてっきりBUMP OF CHICKENだと思いました。本編ではボーカル入りの楽曲が4曲ほど流れるのですが、やっぱり声も歌詞のメロディへの乗り方もBUMPっぽくて、自分のような素人には区別がつかないですね。
この作品は、海外展開されるそうですが、田舎の神社の風習とかが出てくるので、海外の人にはどのように伝わるのか、興味深いところです。
公式サイトは、こちら。
http://www.kiminona.com/index.html
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