2012年4月1日日曜日

『ヒマラヤ 運命の山』

★★★☆☆

評判のよかった作品を低価格で上映していたので観てみました。

ドイツ映画。当たり前だけど、登場人物がみんなドイツ語をしゃべっていて新鮮。

ヒマラヤのナンガ・パルバートという山の登頂を目指した兄弟の登山家の実話に基づく物語で、早い話がそのうち一人しか生還できなかったということです。
ヒマラヤの山々はすごく綺麗で、登山のシーンは本当に迫力があります。ただ、彼らが登山チームでの役割を無視して、充分な装備もないままに山頂を目指し、結果、下山できずに道に迷ってしまうというのは、あまりにも浅はかで自業自得のように思えます。
登るときは、"俺が俺が"だったのが、道に迷って疲れてくると「待ってくれ」「置いていかないでくれ」と言われてもねえ。

美しく険しい自然の映像と、愚かで自分勝手な人間ドラマ。これが、この作品の見どころということになるでしょうか。

ちょうどこの夏のネパール行きを決めたタイミングだったので"ヒマラヤ"というタイトルに引かれたのですが、このときの登山隊はパキスタン経由だったので、ネパールは登場しませんでした(^^;)。

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