2012年12月3日月曜日

『ボス その男シヴァージ』

★★★☆☆

『ロボット』で、久しぶりにインド映画、マサラ・ムービー熱が蘇ってきたので、その勢いで観てみました。

東京では渋谷と新宿で上映しているのですが、新宿の映画館では月曜日がメンズデーで1000円ということで、新宿を選択。

インド映画では当たり前なのですが、上映時間185分は本当に長い!それでも、面白ければ時間の長さはあまり感じないのですが、本作は若干退屈で、途中眠くなりました。

作品のそこかしこに笑いの要素が入れてあり、小ネタというかギャグが出てくるのですが、あまりにもベタで面白くないことが多かったと思います。
あとは、主人公のシヴァージが気に入った女性に結婚を迫る様がほぼストーカーで、いくらコミカルな演出であってもこれはちょっとないな、と。
シヴァージは、最初から慈悲深い金持ちの実業家で、貧困層から絶大な人気があります。この設定は『ムトゥ 踊るマハラジャ』に近いような気がします。似たような作品をもう一度観ているという感覚も、途中で退屈した原因だったかも。

実はこの作品、インドでの公開は2007年で『ロボット』よりも前。『ロボット』の方は主人公がロボットなので、多少行動がハチャメチャでも違和感がありませんし、アクションも思い切りド派手に表現することができます。本作の後に、よりスケールアップした作品を作るべく、"主人公がロボット"という設定にしたのは、実に筋が通っているように思えます。

それでも、インド映画らしい歌とダンス、笑い、涙、アクションなどがこれでもかと盛り込まれた、楽しい作品です。

公式サイトはこちら。
http://www.masala-movie.com/sivaji/

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