2013年5月3日金曜日

『図書館戦争』

★★★☆☆

『図書館戦争』は、アニメ作品で最初にその存在を知りましたが、そのアニメも観たことがなく、原作の小説も読んだことはありません。

娯楽作品として、なかなか楽しめたと思います。

ただ、メディア良化法や図書隊のある世界のリアリティがなかなか微妙なところかなあ。国家によるメディア規制の可能性があるのはわかるし、それに抵抗する勢力が出てくるのも違和感はないのですが、双方とも法律的に正当化されているというのが私にとっては一番違和感を覚えたところです。原作だと、もっとうまく理屈づけされているのかな。

あとは、榮倉奈々演じる笠原郁が、命の現場にあって言動が軽率すぎ。あれじゃ秩序も組織もあったもんじゃない。

でも、そんなことに引っかかっているとこの作品は楽しめないので、細かいツッコミはやめてアクションとラブストーリーに意識を集中した方がいいかも。

岡田准一といえば『SP』での肉弾戦アクションが印象に残っていますが、今回も期待を裏切らずかっこいいシーンがありました。

栗山千明の演技は初めて見ました。彼女、実は相当なオタクらしいけど、女優としてはいたって普通の美女ですね。

評判がよければ続編も…という話があるようですが、次はもうちょっと成長した笠原郁に期待します。

公式サイトはこちら。
http://www.toshokan-sensou-movie.com/index.html

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