2013年8月26日月曜日

『宇宙戦艦ヤマト2199 第七章 「そして艦は行く」』

★★★★☆

ちょうどこの時期、『スター・トレック イントゥ・ダークネス』や『マン・オブ・スティール』など、ハリウッド作品でも、昔から人気のSF作品の最新作が続々と公開されるのですが、結局一番最初にヤマトを観たくなってしまいました。

ヤマトは無事に地球に帰還しました。

第七章は、23話〜26話の4話分。オリジナルでは23、24話がガミラス本星の戦い、25話がイスカンダル滞在中、26話が帰路という配分でしたが、2199ではガミラス本星の戦いが1話だけになって、帰路に2話使います。

今回も、オリジナルの基本的な流れは残しつつ、かなり大胆にアレンジが加わっています。でも、要所要所にあの名セリフがそのまま残してあったり、オリジナルでは別のところで出てきたセリフやシーンを彷彿とさせる場面があったりで、感慨深いものがありました。

ヤマトが帰路、デスラーに襲撃されるのはオリジナルと同じですが、様々な演出が『さらば〜』っぽかったり、デスラー艦がちょと『〜III』っぽかったり、イスカンダルを飛び立った後のヤマトがちょっと『〜完結編』っぽかったり、シリーズ全体のオマージュ的な部分もあったかな。

前章あたりから、波動エネルギーを武器に転用した波動砲の是非というテーマが出てきました。あれを持ち出した時点で『宇宙戦艦ヤマト2201』とかは無理だと思いますが、その割に次に繋がるようなものがチラホラ。
最近の製作者はズルいから、続編を作ろうと思えば作れるようにしておくんだろうけど。ただ、あそこから次の話を作るとしたら『さらば〜』や『〜2』とはかなり違うものになると思います。意外と『〜新たなる旅立ち』には繋がりやすいかな。

そう言えば、ヤマトが地球に帰還したのは、2199年12月8日だそうです。オリジナルでは、14話で2200年を迎えるのですが、2199の旅は年を越さないんですね。この設定変更には何か意味があるのかな?真珠湾攻撃の日ですが…、単なる偶然?

今回は、制作の遅れから、25話が未完成で短縮した状態での上映だそうですが、一応話の流れとして不自然な感じはなかったし、ものすごく短いわけではありませんでした。

公式サイトは、こちら。
http://yamato2199.net


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