2014年12月9日火曜日

『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』

★★★★☆

宇宙戦艦ヤマトについては、小学生から中学生のころどっぷりハマったという思い入れがあるので、あのヤマトが新作として当時よりもはるかに高いアニメーション技術で動いているというだけで、嬉しくなってしまうところがあります。
とはいえ、復活篇や実写版と比べて2199の方がワクワクするのは、やっぱり自分の中の基準として、ヤマトでさえあればいいというわけではないということでしょう。

で、今回の『〜星巡る方舟』。ガトランティスは出てきますが、あくまでもイスカンダルへの旅の1エピソードで、それ以上ではないという印象でした。完全に独立した作品にしては、何というかあまり王道ではないストーリーという印象ですし、そもそも1回も波動砲は使わないので。
で、その王道でない(と私は感じる)ストーリーは、2199のテレビシリーズの中で結構苦手な回に通じるテイストだったので「ああ、そっちに行っちゃったかあ」という感じでした(^^;)。そういう意味では、星3.5ぐらいかも(^^;)。

ガトランティスが登場するくらいだから、公開前には明かされていない設定の中にも、旧シリーズに登場している何かが出てくるのではないかと勝手に期待して観てしまいました。たまたまヤマトがたどり着いた星はもしかしてテレザート?でも『宇宙戦艦ヤマトIII』に出てきた惑星ファンタムみたいな感じもあるなあ??など、色々気になってしまいました。制作側からすると、その辺は狙いなのかも。

ガトランティスのナスカ級とデスバテーターはやっぱりかっこいいなあ。『さらば〜』の白色彗星側のメカデザインは当時の自分にはかなり衝撃的で、昆虫の複眼モチーフや、ライトモスグリーンと白のカラーリングなど、とても斬新だと感じたのをよく覚えています。
「デザイン言語」なんていう概念はまだなかったのだと思いますが、子供ながらに、そういうものを感じ取っていたと思います。

当時からヤマトのプラモデルの大部分はバンダイが作っていたのですが、なぜか野村トーイから出ていたナスカ級(旧作では高速中型空母ナスカ)とアンドロメダのプラモデルを買った記憶があります。
メダルーサは、旧シリーズでは『宇宙戦艦ヤマト2』だけに出てきた艦で、あまり好きではなかったのですが、今回の作品の中ではかなりかっこよくリデザインされていました。

公式サイトは、こちら。
http://yamato2199.net

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