★★★★☆
評判がいいのは知っていましたが、確かによかったと思います。0.5刻みなら星4.5かな。
上映時間は3時間近いのですが、飽きませんでした。
主人公が宇宙へ旅立つのですが、出発するまでの長いこと長いこと(^^;)。しかもそのほとんどが質素な農家の父と娘の交流を描いているので、未来が舞台の話だということを忘れそうになります。
最近のSF作品って、舞台が未来でも、庶民の生活は今とほとんど変わらないという描写をよく見る気がします。
かつて思い浮かべていた21世紀といえば、めくるめく夢のようなハイテクがあふれ、都市の景観も人々の生活も今とは全く違う未来世界でした。でも、実際21世紀になってみると、意外と何も変わっていなかったことを知ってしまった今、映画の世界で描かれる未来は、一見今と何も変わらないものの方が現実味があるのでしょうね。
宇宙に出るころからやっとSFっぽくなってきて、こんどはワームホールやブラックホール、コールドスリープ、スペースコロニー、挙句は重力の制御やら五次元など、難しい設定がてんこ盛り。難しいところへ行きすぎてちょっとスピリチュアルな雰囲気になりかかっているところもあるような…。
宇宙船の描写で、時々完全に無音になるカットがあったり、逆にものすごくBGMが前に出てくることがあったりで、音の使い方が印象的でした。
公式サイトは、こちら。
http://wwws.warnerbros.co.jp/interstellar/
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