★★★★☆
正直、インド映画には若干点が甘いと思います。本当は3.5ぐらいかな。
銀行の融資を受けられずに、シカゴのインドサーカス団の団長である父親が自殺したことを恨んで、大人になった息子が仕返しをする復讐劇。
舞台がシカゴで、タイトルの通りバイクや車の派手なカーチェイスとかもあってかなりハリウッド的なのですが、やっぱりインド映画の破天荒さやダンスシーンなどもあって、進化した現代のインド映画という感じ。
日本上映版は147分だけどオリジナルは162分だとか。いくつかのシーンがカットされているらしい。
『ロボット』のときも最初に上映されたのが短縮版で、完全版が観たいという声を受けて期間限定で完全版が上映されたはず。両方観てしまったのは私です(^^;)。あのときは、ダンスシーンがいくつかカットされていたのはわかりました。やっぱり『チェイス!』もダンスシーンかな。
事前情報としては、あり得ないチェイスシーンがあることだけ。実際に観てみると、確かにチェイスシーンは印象的ですが、上映時間全体から見れば意外と短い気がしました。
インド映画は長いので、現地での上映では途中休憩が入ると聞きます。日本でインド映画を観て休憩があった記憶はありませんが、「後半へ続く」的な字幕が出る場合があるのでその区切りがわかります。
『チェイス!』ではそのような字幕はありませんでしたが、中盤でそれまで伏せられていた事実が明らかになり、そこから急にストーリーの傾向が変わったので、たぶんあの辺りで休憩が入ったのではないかと推測します。
あそこで急に人間ドラマに切り替わった感じになって、しばらく派手なアクションが出てこないのが、多用な要素を盛り込んでいるとも言えるのですが、私自身はちょっとダレた印象も受けました。
主役のアーミル・カーンはインドでは大スターだそうです。日本でも上映された『きっと、うまくいく』にも出ていたので、顔は覚えていました。
私が初めて観たインド映画『ムトゥ 踊るマハラジャ』のラジニカーントも当時インドのスーパースターだと聞きましたが、あれはタミル語映画で、『チェイス!』はヒンディー語映画なので、ちょっとカテゴリーが違うのかな。まあ世代もキャラクターも結構違う気がします。
アーミル・カーンの演技がどれだけすごいかは正直よくわかりませんでしたが、サーカス団員としてアクロバットのシーンがあり、バイクチェイスのアクションシーンがあり、ダンスシーンもあるということで、体はムキムキでした。
公式サイトは、こちら。
http://chase-movie.jp
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