2018年4月8日日曜日

『ちはやふる -結び-』

★★★★☆

広瀬すずに甘いと言われてしまうかもしれませんが(^^;)、前作『ちはやふる -下の句-』よりはよかったと思います。

1作目の『ちはやふる -上の句-』は、寄せ集めの競技かるた部が徐々にまとまっていって東京都大会で優勝するまでの話で、単純明快。この作品は競技かるたを舞台にした青春スポ根モノなので、このくらいわかりやすい展開の方がいい気がします。

2作目の『〜 -下の句-』は全国大会へ進むのですが、団体戦とクイーン戦の両方を描いていたり、幼馴染の新(あらた)くんが、活躍するでもなく、単なる脇役でもなく、中途半端な感じだったりして、やや明快さに欠ける印象でした。

今回の『〜 -結び-』では、クイーン戦は描かず全国大会の団体戦のみで、競技かるたに復帰した新くんとの直接対決もあるので、スポ根モノとしてのクライマックスがはっきりしていました(逆に言うと、クイーン戦がないので、現クイーンの若宮詩暢はあまり活躍の場がない印象でした)。
あとは、後輩を引っ張っていく先輩としての苦悩も描かれており、これもスポ根っぽくてよかったと思います。

広瀬すずさんは、様々な作品に出まくって新鮮味がなくなってきたのではないかと思いきや、キラキラした女子高生を演じきっていました、。

また、『君の名は。』を経験した上白石萌音さんや、大河ドラマ『おんな城主 直虎』を経験した矢本悠馬くんなど、「みんな、すっかり立派になって」という親戚のおじさんのような気分になりました(^^;)。

映画の『ちはやふる』は今回の3作品目で完結ということのようですが、完結というには描かれていないことも多く、原作の漫画はまだ進行中ということもあるので、続編があってもいいような気がしますが、どうなんでしょう??


公式サイトは、こちら。
http://chihayafuru-movie.com/#/boards/musubi

0 件のコメント:

コメントを投稿