懸賞でジャパン・プレミアに当選してしまったので、一般公開前に観ることができました。当選していなかったら観に行ったか微妙でしたが、結果的にはかなり面白かったと思います。
星は4つにしましたが、4.5ぐらいでもいいかもしれません。まだ1月なので、ここで5つつけちゃうと、この1年の評価基準が上がっちゃいそうなので、ちょっと控えめに(^^;)。
ジャパン・プレミアの様子 |
レオナルド・ディカプリオは"警鐘を鳴らす映画""こうなってはいけないという映画"、マーティン・スコセッシ監督は"very very very funny serious film"と言っていましたが、まさにその通り。
主人公に共感できるところは、まったくありません(^^;)。自分勝手だし、お下劣だし、社会秩序に何の興味もないし、金とドラッグとセックスへの欲望だけ。そのくせ、警察権力はおそれ、罪から逃れようとする。
たぶん中身が子供なんだと思うのですが、何となく(本当のところはわかりませんが)堀江貴文氏とかと重なる気がしました。
そんなメチャクチャな男を、ハードに、みっともなく、でも面白おかしく描いていて、そのバランスが絶妙だと思いました。
金融界の闇を、徹底的に暗くシリアスに描くこともできたと思いますが、どうしてこういう演出にしたのかなあ。その意図はよくわかりませんが、面白おかしい演出がなければ、私はこの作品をさほどいいと思わなかった気がするので、やっぱりうまい見せ方なんでしょう。
レオナルド・ディカプリオを演じるジョーダンのナレーションが入っていて、全体として自分の半生を振り返る形式になっているのですが、ところどころ画面の中のジョーダンがカメラに向かって解説するシーンがあって、コメディっぽいというか、こういうタイプの映画ではあまり見たことがない演出でした。
R18だそうです。ボカシがいっぱい入っていました(^^;)。
公式サイトは、こちら。
http://www.wolfofwallstreet.jp
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