2014年2月15日土曜日

『エージェント:ライアン』

★★★☆☆

先日、『映画『エージェント:ライアン』公開記念Best of<ジャック・ライアン>上映会』というイベントが開催され、懸賞で当たったので行ってきました。

スパイアクション映画としては、なかなかよかったと思います。

映画の宣伝では、『インテリジェンス・スパイ映画』『解析』といったフレーズが登場し、武闘派スパイではなく頭脳はスパイであることが強調されているのですが、正直、全体の印象としてはこれまでのスパイ映画とさほど変わらない印象でした。
イマドキのスパイ映画は、ミッション・インポッシブルにしろ007にしろ、サイバーな要素は入っているし、『エージェント:ライアン』のジャック・ライアンは(よく言えば)頭がよすぎて一瞬で解析結果を導き出してしまうので、それは見た目上、ひらめきや思いつきと同じようにしか見えませんでした。
かといって、解析プロセスを延々とやっても面白くないしスピード感もなくなるでしょうから、演出的には難しいところですね。

主人公ジャック・ライアン役は、クリス・パイン。最近のスタートレックのカーク役の印象が強く残っていて、今回の作品を観ていてもどうしてもカークのような気がしてしまいました。

今回の作品の時代設定がよくわからないのですが、"敵"はモスクワにいます。つまりロシア(ソ連?)対アメリカの構図。最近はもっぱらイスラム対アメリカの構図が多いので、何だか新鮮でした。

ところで、このイベントでは、映画の上映の前に池上彰さんと優木まおみさんのトークショーがありました。
池上さんは、ジャック・ライアンシリーズの原作者トム・クランシーの作品が大好きだそうで、まあ色々な話が出るわ出るわ。映画を見ないで、池上さんの話を2時間聴いていてもよかったかも(^^;)。話がわかりやすいのはテレビと同じでしたが、テレビよりもワンランク辛辣でした(^^;)。
ちなみに、池上さんは今回の映画の字幕監修を担当したそうです。

公式サイトは、こちら。
http://www.agentryan.jp


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