★★★☆☆
"鳥山明脚本"に引かれて観てしまいました。
結果としては、まあいつものパターンではあるのですが、単純明快でよかったと思います。
ドラゴンボールというと、ある時期からは、
強い敵が現れる→最初は悟空は負けてしまう→修行その他でパワーアップ→悟空の仲間たちもコテンパンにやられる→最後にパワーアップした悟空登場。敵をやっつける
みたいな基本フォーマットができあがってしまっているのですが、映画作品ででこれをやるのは時間的に無理があるように思います。悟空のパワーアップもいい加減飽きてきて、髪の色は何色あるの?とツッコミたくなる状況です。悟空の仲間たちも多すぎて、悟空を活躍させるためには他の仲間はザコ扱いせざるを得なくなってしまいます。
今回の作品はその辺の課題がかなり整理されていたと思います。
青い髪の悟空は“超サイヤ人ゴッドのパワーを持ったサイヤ人の超サイヤ人”だそうです。個人的には、今回の作品ではあの設定はなくてもよかったと思いますが、きっとドラゴンボールのお約束として許されなかったのでしょう(^^;)。ただ、どうやってその力を会得したかはストーリー上どうでもよく、特に時間をかけて描かれているわけではありません。
今回の作品に悟天とトランクスは出てきません。登場させて、超サイヤ人なのに対して活躍する場もないくらいなら、登場人物を絞り込んでそれぞれに意味のある役割を持たせた方が作品として引き締まるので、悪くない考え方だと思います。その代わりに天津飯や亀仙人がフリーザ軍との戦いに参加するのはちょっと違和感がありましたが…(^^;)。
結局のところ今回の作品には、パワーアップしたフリーザとパワーアップした悟空の戦いを見せることがほぼ全てで、基本フォーマットのそれ以外の要素は極力排除した作りになっていたということだと思います。
そこに鳥山明的笑いが程よい塩梅で散りばめられていたと思います。
公式サイトは、こちら。
http://www.dragonball2015.com
2015年4月25日土曜日
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