2016年11月5日土曜日

『何者』

★★☆☆☆

正直、あまり共感できませんでした。

そもそも、今の就活と私のころの就活は、状況もやり方も全く違っているでしょう。更に言えば、私のようなデザイン系の学生は当時の一般の就活生ともちょっと採用のルートが異なっていたので、映画の登場人物と同じような体験をしていません。
さらに、当時はスマートフォンもSNSも存在していませんから、何かにつけてスマートフォンでTwitterをチェックするという習慣もありません。

作品を観るまでは、就活という活動における悲喜こもごもが描かれ、最後はみんなそれぞれの就職先が決まるという展開なのかと思っていましたが、実際に観てみると、作品としてのエンディングでは就活の結果もよくわからず、若干消化不良。どちらかというと若者の人間関係の方が主題で、たまたま就活の場面を切り取って作品にしたという印象でした。
よく考えればタイトルも『就職戦線○○○』みたいなものではなく『何者』なので、主題とは合っている気がします。

作品の登場人物と同じ世代の人たちであれば、印象も評価も全く異なるのかもしれません。


公式サイトは、こちら。
http://nanimono-movie.com/index.php





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