クラウドファンディングで制作費を調達したということでも話題になった作品。
ただ、能年玲奈あらためのんさんの声の演技がイマイチという事前の評判もあって、当初はまったく観るつもりはありませんでした。
ところが、あるテレビ番組で出演者が絶賛していて、某映画情報サイトでもレビューの点数が5点満点中4.6と相当な高得点になっていることを知り、急遽観に行くことに。
結果としては、とても素晴らしい作品でした。
ざっくりいうと、第二次大戦中の広島県呉市で生活する若いお嫁さんを主人公とした話です。
ちょっとボーッとしているというか、正直あまり賢くない感じの主人公が、それでも明るく前向きに奮闘する様子を丁寧に描いているのですが、やはり戦時下でもあり、呉という場所なので、今とはかなり異なる出来事が散りばめられています。
それが実のところリアルなのかどうかは私にはわかりませんが、かなり細かい部分まで描写されている気がします。
戦時下の一般市民の普段の生活がどんな感じだったのか意外と知らないので、そういう意味でとても興味深いものでした。
で、のんさんの演技ですが、やはり達者な印象ではありませんでした(^^;)。でも、今作の主人公はちょっとボーッとした女性なので、むしろいい雰囲気だったと思います。『あまちゃん』でも彼女の演技はちょっとコントのような感じもあって、そこがうまくはまったのだと思います。本作も、いい具合のほんわか感に彼女の声が貢献していると思います。
キャラクターデザインは、プロポーションなどが微妙に漫画っぽいのですが、たぶん意図的なんだと思います。個人的にはもうちょいリアルでもいい気がしました。
エンドロールの最後に、クラウドファンディングでの出資者の名前が表示されて、その人数の多さにもなんだか不思議と感動してしまいました。
公式サイトは、こちら。
http://konosekai.jp
Blu-ray / DVD
Amazonビデオ
iTunes Store
0 件のコメント:
コメントを投稿