★★★★☆
ずいぶん前にこの作品が韓国でヒットしているという情報を知って、観に行こうと決めていました。
韓国映画は、この手のアクションものの暴力描写がちょっとキツイこともあるのですが、経験的に韓国でヒットしたものはまず裏切られることはありません。
あるウイルスか何かに感染すると自我を失い凶暴になって人を襲い、噛みつかれるとその人もまた感染して凶暴化するという設定ですが、その感染者の姿や動きはまさにゾンビ。あの見せ方はやや安易ですし、ちょっとコミカルにも見えてしまいました。
特急列車という閉鎖空間で感染者に襲われる人々のパニック映画ですが、閉鎖空間だけに間が持つのかと思いましたが、何度か駅に停車したり人間模様を描いたりして、飽きさせない展開でした。
主役を演じたコン・ユさんは、なかなかの大沢たかお顔でした(^^;)。
子役の女の子、キム・スアンの演技は素晴らしかったと思います。
この作品、ほぼ列車に乗っている人たちの視点でしか描かれていないので、その時ソウルやプサンでは何が起こっていたかもよくわかりませんし、感染の原因も対策も作品内ではほぼ明らかにされません。
前日譚は別のアニメーション作品として描かれるらしいですが、サイドストーリーや続編の余地がたくさん残されていて、その辺りも狙っているのかもしれません。
"新感染"というのはもちろん"新幹線"とかけたダジャレタイトルですが、当然日本でしか通用しないはず。原題はどうやら"プサン行き"という意味のようです。この作品にダジャレタイトルが適当かは疑問が残るところ。
公式サイトは、こちら。
http://shin-kansen.com
2017年9月3日日曜日
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