2019年6月15日土曜日

『パドマーワト 女神の誕生』

★★★★☆

インドの歴史大河ドラマといった感じの作品。
人間ドラマとしても軍記物としても面白く、映像的にも迫力があってよかったと思います。
ただ、インドの歴史モノ映画というと、ちょっと前に『バーフバリ』があったので、あれと比べてしまうとどうしても全体的に大人しい印象になってしまいます。

この作品は、インドの昔の叙事詩に基づいているそうですが、この叙事詩自体が史実に基づき脚色したものだそうです。
基本的には二つの国の戦争を描いているのですが、その一方はイスラム教国で建築様式が中東っぽく、そもそも私は昔のインドについて何も知らないので、あまりインドを強く感じない不思議な雰囲気でした。まあ『バーフバリ』も無国籍な印象でしたが。

シリアスな歴史モノですが、インド映画お決まりのダンスシーンはいくつかありました。インド映画は上映時間が長いので、インド以外の国ではダンスシーンなどをカットしたインターナショナル版が用意されることもよくあります。今回の日本上映版は164分ということなので、どうやらインド国内版と同じ長さなのではないかと思います。

公式サイトは、こちら。
http://padmaavat.jp

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