★★★☆☆
前作も映画館で見ているのですが、どんなストーリーだったかまったくおぼえていません。ただ、さらにその前のハリウッド版ゴジラと比べると、日本のゴジラをリスペクトしている感じがしたことはおぼえています。
最近のハリウッドのアクション、クライシス系の映画で気になるのは、登場人物があまりに不用意で楽観的すぎるため危機を呼び込んでいるとしか思えないものがよくあること。登場人物が危機にさらされないとこの手の作品は面白くないわけですが、登場人物の振る舞いが勇敢というより愚かに見えてしまうと、それもまた低レベルな感じになってしまいます。
で、今回のゴジラでも、やはり「軽率な行動」が目につきました。
映像は非常に迫力があってよかったのですが、暗い場所であったり、逆に光が強かったり、雲や煙がかかっていたり、動きが速かったり、…といった状況で、怪獣たちの造形のディテールがよくわかりませんでした。例えば、モスラの羽にはどんな模様があったのか、とか。
音楽は、本編の中でもオリジナルのゴジラやモスラの音楽のフレーズがモチーフとして入っているのは気づきましたが、エンドロールでははっきりと使われていました。ハリウッド作品の中で聴くゴジラやモスラの楽曲には、ちょっと感動しました。
ゴジラ愛を感じる作品でしたが、『シン・ゴジラ』の政府や自衛隊の動きを徹底的にリアルに見せるという切り口を見せられた後ということもあり、良くも悪くもハリウッドらしい軽さに終始していた気がします。
公式サイトは、こちら。
https://godzilla-movie.jp
2019年6月2日日曜日
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