★★★★☆
実は、バットマン・シリーズ、今まで観たことがありません。なので、前作とのつながりの部分は、今作で表現されている範囲でうっすらと想像できる程度。
でも、そんなことは大した問題ではなく、かなりよかったです。
ヒーローが背負っているものの重さが感じられ、ある種の悲壮感が漂っているようでした。こういう部分を描くと、ヒーロー物もぐっと大人のドラマになっていきますね。
全体を通じて、バットマンの姿で戦うシーンがかなり少ない印象ですが、納得できるというか、不満は感じませんでした。
ついこの前、『アメイジング・スパイダーマン』を観たばかりです。あちらは高校生が特殊能力を身につけヒーローとして活躍し始める過程を描いているので、すぐにいい気になるし、意志が揺らぐし、戦士としても隙だらけ。今作のバットマンと比べると、大人と子供ですね。
敵役のベインが絵に描いたようなテロリストで、まったく感情移入できないのですが、もしこれが悪人なりに一理あるような人物像だったら、もっと奥行きが出たのかも、と思わなくもありません。
過去の作品を見てみたくなりました。そして続編は…ある、かな(^^;)?
『ダークナイト・ライジング』といえば、アメリカ、コロラド州での銃乱射事件が起こったばかり。日本の映画館で、模倣犯が現れたりしないだろうなあと、ちょっとだけ周りのお客さんの様子をうかがったりしてしまいましたが、無事何事もなく観終えることができました。
2012年7月29日日曜日
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ぜひ前作を観てください。前作なら★を7つぐらい付けることができるとおもいます。
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