2012年7月1日日曜日

『裏切りのサーカス』

★★★☆☆

ゲイリー・オールドマン主演ということで、何となく気になっていた作品。
私の場合、実は彼の演技はほとんど観たことがなくて、『フィフス・エレメント』の超エキセントリックな役ぐらい。でも、気になる存在でした。

今作でのゲイリー・オールドマンはとにかく渋くて、セリフも少なく、感情も抑え目。抑え過ぎて、それがかえって不気味に感じるぐらいでした。

ストーリーは、スパイもののサスペンスで、要は裏切り者を探す話です。さまざまな情報を集めながら裏切り者に迫っていくのですが、結局なぜその結論にたどり着いたのか、よくリクツが飲み込めませんでした。

映画館側も、この作品が難しい映画だとわかっているらしく、チケットをもぎってもらうときに人物相関図を渡されました。そこには「この作品に限っては、映画を観る前に多少予備知識があった方がいい」という趣旨のことが書かれていました。それに目を通してから映画を観たけど、やっぱりよくわかりませんでした(^^;)。

ただ、最初から最後まで一貫してピリピリとした緊張感が続く雰囲気は、とても良かったと思います。

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