★★★☆☆
試写会に当たったので、公開前に観ました。
『武士の家計簿』となんとなくシリーズ物のような感じで、監督は違うけど脚本は同じ人で、作品全体の雰囲気も似ています。『武士の家計簿』は、当時の家計簿が見つかって、これについて書かれた書籍があっての映画化ということで、気になって観に行ったのですが、『武士の献立』の方は、お金を払って映画館に観にいくつもりはありませんでした。
ストーリーは、加賀藩のお城の料理人の跡取り息子が、武士なのに料理を仕事とすることに納得できずにうだうだしているところに、料理上手の嫁が来て…という内容。だいたい想像通りに話が進みます。
まあ話は単純ですが、主に料理を通して当時の生活が丁寧に描かれているので、そういう点ではよかったと思います。
高良健吾くんは、現代的でとんがった、そしてちょっと屈折した若者とかがはまる役者さんというイメージなので、違和感というほどではないけど、不思議なキャスティングだと思いました。
上戸彩さんも、あまり江戸時代を感じさせる顔じゃない気がします。言葉遣いは作品全体を通して割と現代的だと思いますが、彼女が「〜です」というと、今のは「〜ございます」と言った方が時代劇っぽいんじゃないのかなあ、などと心の中でツッコミたくなるところがいくつかありました。たぶん彼女のせいではなく、台本通りなんでしょうけど(^^;)。
彼女の姿勢や所作は、とてもキレイに見えました。旦那様が帰宅した時、脇から抜いた刀を受け取るのですが、その時刀に素手では触れず、着物の袖の中に手を引っ込めて袖を手袋代わりにするような持ち方をしていましたが、あれは当時のマナーなんでしょうかね。
公式サイトは、こちら。
http://www.bushikon.jp
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