2013年12月22日日曜日

『皇帝と公爵』

★★★☆☆

試写会に当たったので、観てきました。

星3つにしましたが、正直眠くて眠くて、1/3ぐらいは意識朦朧としていたので、正当な評価ではないかも。

この作品は、ナポレオン率いるフランス軍のポルトガル侵攻を、イギリス・ポルトガル連合軍のウェリントン将軍が食い止める、ブサコの戦いを描いたもの。といっても、世界史が苦手な私には予備知識ゼロでした。まあ、ヨーロッパ版大河ドラマだと思えば話が早いと思います。

映画では、もちろん戦闘や戦術にも触れていますが、主に名も無き兵士や戦争に巻き込まれた民間人にフォーカスが当たっています。フランス・ポルトガル合作映画ですが、私のイメージするフランス映画的なネットリ感、ドロドロ感がある人間の描き方でした。

群像劇で登場人物が多く、それぞれのエピソードが断片的につなぎ合わされているような構成です。覚醒度が低かった私には、フランス勢、イギリス勢、ポルトガル勢の区別もつかなくなり、同一人物を特定できなくなってしまいました。その結果、作品全体の大きなうねりが捉えられなくなり、ショートムービーのオムニバスを観るような感覚でした。

試写会の会場が、一般的な市民ホールみたいなところで、照明を全部落としても真っ暗になりませんでした。映像自体はさほど見づらくなかったけど、客席の様子が見えてしまうので、途中でトイレに立つ人とかが気になってしまいました。
なぜか最初に中尾彬さんが登場して、司会の映画コメンテーターの方とトークショーがありました。あれ、必要だったかなあ(^^;)。そのため終了時間が22:00ぐらいになり、途中で退席する人がチラホラ、エンドロールが流れ始めた途端どっとみんな立ち上がる始末。
居眠りしていた自分が言うことではないけど、映画を鑑賞する環境としては、いいとは言えなかったかな。

公式サイトは、こちら。
http://www.alcine-terran.com/koutei/

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