2013年12月22日日曜日

『フード・インク』

★★★☆☆

iTunesStoreでレンタルして観ました。

食料生産の問題を採り上げたドキュメンタリー。

今や、農産物や畜産物も工場で大量生産されて、その安全性も疑わしい状況。でも、そのような食品の方がオーガニック食品よりずっと安く、経済的理由でそちらを買わざるをえない人がいるという、アメリカの食料事情に迫った作品。

興味深いと思いましたが、自分としては薄々感じていたことなので、大きなショックを受けたわけでもなく、突然目からうろこが落ちたわけでもなく、ああやっぱり…という感じでした。

自分の、食の安全に対する意識は結構大雑把。そりゃあ絶対安全だと思えるものだけを選択できればそれに越したことはないけど、もしそれを本当にやろうとしたら大変な緊張感を持って食品や食材を見極めていかなければならず、そこに多大なエネルギーをつぎ込む気はありません。

こういった議論でよく敵視される合成保存料、遺伝子組み換え商品などでも、実際には全く安全なものもあるはずなのに、あたかもこれらが毒であるかのように見るのはある種の宗教のようでむしろ怖いと思います。
それに本当に食料不足になった場合、Aランクの安全性を持った食品を食べれば本来の寿命まで生きられる、Bランクの安全性を持った食品を食べれば寿命が10年縮まる、何も食べなければ後1年で死ぬとしたら、Bランクの食品を大量に安定的に生産できることは決して悪いことではないでしょう。

ともかく『フード・インク』で取り上げられているような実態を知ることができたのはよかったと思います

公式サイトは、こちら。
http://www.cinemacafe.net/official/foodinc/


0 件のコメント:

コメントを投稿