★★★☆☆
自分の世代だと、スーツアクターと聞いてイメージするのは、やはりウルトラマン、仮面ライダーシリーズということになります。
最初の仮面ライダーでは、本郷猛役の藤岡弘、さんが自ら仮面ライダーのスーツを着ていたとか、初代ウルトラマンの中に入っていたのが、ウルトラセブンでウルトラ警備隊のアマギ隊員を演じた古谷敏さんだとか、そういったエピソードを聞くと、なんとも言えない感慨を覚えます。
もちろん、子供向けヒーロー番組における裏方は他にも色々いるでしょうが、子どもたちからの羨望の眼差しを一身に受けながら、本人は全く認知されないというジレンマが最も大きいのは、やはりスーツアクターでしょう。
特に、初期のウルトラマン、仮面ライダーの頃はスーツアクターという職業自体が世間には知られていないし地位も確立されていないので、その役割を渋々引き受けたり、肉体的にも過酷で辞めようと思ったり、でも子どもたちの本気の声援が支えになったりと、本当にドラマティックでエピソードに事欠かなかったようです。
そういうことで、この作品は、スーツアクターをテーマに取り上げた時点でおおよそどんなストーリーなのか想像できましたし、実際想像の範囲内でした。それでも自分にとっては、こういう人たちがいてくれたおかげで子供のころのウルトラマンや仮面ライダーの思い出ができたんだと思うと、ちょっと嬉しかったりします。
最後のクライマックスは、ハリウッドの忍者映画でのチャンバラシーンでしたが、個人的にはやっぱり怪獣やヒーローの中に入った方がよかった気がします。
公式サイトは、こちら。
http://in-the-hero.com
2014年9月27日土曜日
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