前作『007 スカイフォール』がよかったので、同じレベルを期待して観に行きました。結果は期待通り。
マンネリといえばマンネリですが、ド派手なスパイアクション映画として直球ど真ん中でした。
一部、前作やそれ以前の007シリーズのことがわかっていないと理解できない部分もあるようでしたが(私自身、前作はほとんど覚えておらず、それ以前の作品は見たことがないので理解できませんでした)、まあ細かいことは気にせずに楽しむことができました。
基本的に、ある目的に対して、どこかに行く→キーとなる人や場所の手がかりをつかむ→そこへ移動→キーとなる人や場所の手がかりをつかむ→そこへ移動→以下、繰り返し…というストーリー展開なので、実はいくらでも話を長くすることができる作りとなっています。今作も、まあ飽きませんでしたが、これでもかと世界中を駆け回ります。
ある場面、作中では北アフリカの砂漠と表現されていましたが、エンドロールによるとモロッコでロケが行われたようでした。実は夏に観た『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』もモロッコでロケが行われています。
ただでさえ似たようなスパイアクション作品でロケ地までかぶってしまうのはあまりいいことではない気がしますね。それにしても、モロッコはロケ地の誘致を積極的に行っているのかな。
ジェイムズ・ボンドとイーサン・ハントもつい比べてしまいます。スパイとしての技能には大きな差は感じませんが、英国紳士の側面を持っている分だけボンドの方がハードボイルドな印象が強い気がします。本物のスパイには不要な特性かもしれませんが、映画作品のキャラとしてはその方が魅力的かもしれません。そしてダニエル・クレイグがそのキャラにとてもうまくはまっていると思います。
そういえば前作では、ボンドが髭を剃るとき、理髪店のように泡をブラシで顔に塗り、シェービングナイフを使う描写があって、その時代錯誤感も含めてとてもかっこよかったのですが、今作ではそう言ったシーンがなかったなあ。ちょっと残念。
公式サイトは、こちら。
http://www.007.com/spectre/?lang=ja
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