★★★☆☆
基本的に医療モノのドラマは好きで、つい観てしまいがちです。救命救急を扱ったものだと『救命病棟24時』シリーズは結構ガッツリ観ていました。たぶんその前にアメリカのテレビドラマ『ER』などがあるのでしょうが、こちらは観ていないので言及できることはありません。
『コード・ブルー』も観ていましたが、ひとことで言えば『救命病棟24時』にドクターヘリという要素を加えて焼き直した作品というのが私の理解で、演出的にも共通点が多いと思いました。ただ、やけに若い美男美女の役者を取りそろえているあたりは、重厚さに欠ける印象もありました。
最初のころは、主要キャストの5人と柳葉敏郎さん演じる指導医の黒田先生も含めて、いずれも人間性に難ありのキャラクターばかりで、ギスギスした空気が嫌でしたが、だんだんお互いの信頼関係が芽生えてくると、少し面白く観られるようになりました。
3rd Seasonは、それぞれ役者としての格がかなり上がっている主要キャストが勢ぞろいした驚きもあり、救命医として一流に成長し、お互いの信頼も増したプロのチームとしての活躍や、フェローを指導する立場の苦悩など、自分にとって共感しやすい部分も多く、結構楽しく観ることができました。
で、映画ですが、3rd Seasonのもう一つの最終回といった内容です。映画らしく災害のスケールは大きいのですが、実はこれまでのテレビシリーズでも結構大きな災害シーンがあったので、圧倒的とまでは言えない気がしました。
3rd Seasonの最終回であり、シリーズとしても一区切りという空気もあるので、どうしても各登場人物の身の振り方に時間を使ってしまい、フライトドクターとしての医療的な活躍の部分がなかったわけではないのですが、印象としてはやや薄かったように思いました。
また、シリーズとしての一区切りと考えた場合、1st Seasonから主要キャスト5人がどう成長したか?の答えが欲しくなります。それは黒田先生が今の彼らを認めるかどうかだと思うので、個人的には黒田先生が映画に登場することを期待していました。
実際どうだったのかは伏せておきますが、私が思っていたのとは少し違う形で、答え的なものに触れていました。
夏休み中とはいえ、レイトショーの割にお客さんが入っていました。本当にこの作品は人気があるんですね。
ところで、この作品のタイトル「コード・ブルー」って、どういう意味でしたっけ?
公式サイトは、こちら。
http://www.codeblue-movie.com/index.html
2018年8月2日木曜日
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