★★★☆☆
実は、映画のレビューサイトを見ると結構厳しい評価となっていたので、少々心配しつつ観に行きました。
一応4歳の男の子、くんちゃんの時空を超えた冒険の物語ということになっているのですが、なぜ、どうやって時空を超えるのかというSF的な説明は特にないので、単なる妄想の世界というか、夢オチ的なストーリー展開というか、観ていて腑に落ちる感覚はあまりありませんでした。
どちらかというと、子育てあるあるがかなり丁寧に描写されているので、親世代には共感できる部分が多いかも。子供のしぐさなど、かなり細かく演出していたし。だとすれば、作品全体を子育て奮闘記的な体裁でまとめた方がわかりやすかったのではないかと思ってしまいました。
くんちゃんの声の上白石萌歌さんの演技はとてもよかったと思いますが、個人的には、なぜかその声がくんちゃんから発せられている感じがしなかったなあ。
ミライちゃんの黒木華さんは、ミライちゃんの姿形との一体感があったのですが。
そして、福山雅治さんの声の演技は意外とよかったと思います。
くんちゃんのお父さんは建築家で、くんちゃんの家は彼が自分で設計しているのですが、なかなか面白い構造でした。子供部屋と中庭とリビングダイニング(かな?)がよく登場していましたが、さらにその上に寝室やバストイレがあるようでした。住宅全体の構造を知りたくなってしまいました。
結論としては、物語の根幹部分がやや弱くて枝葉末節が凝っているという印象でした。
公式サイトは、こちら。
http://mirai-no-mirai.jp
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