2017年4月8日土曜日

『3月のライオン【前編】』

★★★☆☆

原作コミックは読んだことありませんが、なぜかTVアニメは何となく観ていました。
主人公の桐山零は心に闇を抱えた内向的なキャラクターで、とても重苦しいストーリーが展開したかと思うと、やたらとハイテンションなノリになったりして、ちょっと見る側の気持ちが定まらない印象はありますが、基本的にはいい作品だと思いました。

実写版も、やはりシリアスとハイテンションがコロコロと切り替わりますが、アニメほど極端ではないかな。

将棋に詳しいわけではないので、盤面を見ても状況はわからないし、一手で形勢が逆転する感じとかも実感できません。その辺は全てキャラクターのセリフや感情の変化から理解するしかないので、この作品が描く競技が何であっても、自分にとっては同じかもしれません。

役者さんは、主人公の神木隆之介くんをはじめ邦画ではおなじみの面々で、ちょっと代わり映えしない印象だったかな。
有村架純さんが、すごく感じの悪い義理の姉役としては見た目がかわいすぎるのではないかと思いましたが、本当に嫌な女に感じられたのでよかった(?)と思います。
染谷将太くんは、役になりきるための特殊メイクだということはわかるのですが、あそこまで風貌を変えるくらいなら、別の役者さんをキャスティングしてもいいような気がしてしまいました。

ところで、私はいまだにこの作品のタイトルがなぜ『3月のライオン』なのかわかっていません。アニメ版で説明されていたとしたら、そこは見落としてしまったと思います。実写版の後編でわかるのかな。


公式サイトは、こちら。
http://www.3lion-movie.com/index.php


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